企画展「嵯峨嵐山かちょうえん」が、京都の嵯峨嵐山文華館にて、2024年7月13日(土)から10月1日(火)まで開催される。
企画展「嵯峨嵐山かちょうえん」は、花や鳥を描いた日本画「花鳥画」を紹介する展覧会だ。江戸時代から明治時代にかけて活躍した日本画家が描いた、麗しい鳥や植物を目にすることができる。
全2章のうち第1章では、水辺に生息する鳥や植物に着目。真鴨や小鷺、嵐山の風物詩である鵜、夏にしか見ることができない鴨のひななどを描いた作品を取り上げ、円山応挙の《黄蜀葵鵞鳥小禽図》、岸連山の《花鳥図屏風》、池上秀畝の《黒光司》などを展示する。
一方、第2章では、鳩や雀のように身近な鳥から、オウムといった外来種、鷹や鷲などの猛禽類、そして鳳凰といった想像上の鳥まで、さまざまな花鳥画を紹介。とりわけ、明治時代から昭和時代にかけて活躍した四条派の画家・望月玉渓による《鳳凰図屏風》は、吉祥の知らせとされる鳳凰の尾に、日本の伝統模様のひとつ「猪目」を、左隻・右隻に異なる色であらわした作品となっている。
企画展「嵯峨嵐山かちょうえん」
会期:2024年7月13日(土)~10月1日(火)
[前期 7月13日(土)~8月26日(月) / 後期 8月28日(水)~10月1日(火)]
会場:嵯峨嵐山文華館
住所:京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町11
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:8月27日(火)、9月10日(火)・26日(木)
観覧料:一般 1,000円(900円)、高校生 600円(500円)、小・中学生 400円(350円)、幼児 無料
※障がい者および介添人1名まで 各600円(500円)
※( )内はいずれも20名以上の団体料金
※福田美術館との共通券:一般 2,300円、高校生 1,300円、小・中学生 750円、障がい者および介添人1名まで 各1,300円
【問い合わせ先】
嵯峨嵐山文華館事務局
TEL:075-882-1111