企画展「アイラブ百人一首」が、京都の嵯峨嵐山文華館にて、2025年2月1日(土)から4月13日(日)まで開催される。
飛鳥時代から鎌倉時代まで、100人の優れた歌人による和歌を1首ずつ集めたアンソロジー、百人一首。企画展「アイラブ百人一首」は、百人一首をテーマに、上村松園や横山大観、長沢芦雪など、近世から近代にかけての日本画作品を紹介する展覧会だ。
全2章のうち第1章では、平安時代以降の宮中風俗や、四季の自然を描いた作品に着目。江戸時代の絵師・土佐光貞(とさ みつさだ)の《伊勢大輔》など、雅やかな空間や服装を窺える作品に加えて、長沢芦雪(ながさわ ろせつ)の《月夜紅葉図》や加山又造(かやま またぞう)の《おぼろ》など、自然が四季に織りなす光景を描いた作品を目にすることができる。
第2章では、恋模様を詠った和歌に着目し、関連する絵画とともに紹介。在原業平や小野小町など、平安時代を代表する6人の歌人を描いた、菊池契月(きくち けいげつ)の《六歌仙図屏風》に加えて、和歌をたしなむ女性を題材とした上村松園の《美人詠哥図》などを展示する。
企画展「アイラブ百人一首」
会期:2025年2月1日(土)~4月13日(日)
[前期 2月1日(土)~3月3日(月) / 後期 3月5日(水)~4月13日(日)]
会場:嵯峨嵐山文華館
住所:京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町11
開館時間:10:00~17:00
※2月22日(土)は14:00閉館
※入館はいずれも閉館30分前まで
休館日:2月18日(火)・23日(日)、3月4日(火)
観覧料:一般 1,000円(900円)、高校生 600円(500円)、小・中学生 400円(350円)、幼児 無料
※障がい者および介添人1名まで 各600円(500円)
※( )内はいずれも20名以上の団体料金
※福田美術館との共通券:一般 2,300円、高校生 1,300円、小・中学生 750円、障がい者および介添人1名まで 各1,300円
【問い合わせ先】
嵯峨嵐山文華館事務局
TEL:075-882-1111