特別展「没後25年記念 東山魁夷と日本の夏」が、東京の山種美術館にて、2024年7月20日(土)から9月23日(月・振)まで開催される。
四季折々の風景を描いた日本画の巨匠、東山魁夷。その作品は、海や山といった自然から、京都の街並みにいたるまで、豊かな詩情を湛えている。特別展「没後25年記念 東山魁夷と日本の夏」では、山種美術館が所蔵する魁夷の作品全点を、10年ぶりに一挙公開する。
魁夷作品のうち筆頭に挙げるべきが、幅9m超の大作《満ち来る潮》だ。白波の立つ海原を大胆に描きだした同作は、皇居新宮殿にある魁夷の代表作と同じ題材の作品を、山種美術館の初代館長が制作依頼したものである。本展では、この《満ち来る潮》を、下絵とともに展示する。
また、京都の四季を格調高く描いた連作「京洛四季」の全4点、《春静》、《緑潤う》、《秋彩》、《年暮る》など、魁夷の名作を目にすることができる。
さらに、本展では、江戸時代の浮世絵から近代・現代の日本画にいたる作品より、夏をテーマにした名品や、涼しさを感じられる優品を選りすぐって公開。歌川広重の《名所江戸百景 大はしあたけの夕立》、横山大観の《夏の海》、川合玉堂の《早乙女》などを展示する。
特別展「没後25年記念 東山魁夷と日本の夏」
会期:2024年7月20日(土)~9月23日(月・振)
会場:山種美術館
住所:東京都渋谷区広尾3-12-36
開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(8月12日(月・振)、9月16(月・祝)・23日(月・振)は開館)、8月13日(火)、9月17日(火)
入館料:一般 1,400円(1,200円)、高校・大学生 500円(夏の学割)、中学生以下 無料(付添者の同伴が必要)
※障がい者手帳、被爆者健康手帳の提示者および介助者(1名)は各1,200円(1,000 円)
※( )内は前売料金
※きもの特典:きもの・ゆかたでの来館者は、一般200円引き
※割引・特典の併用不可
※入館日時のオンライン予約が可能(詳細については美術館ウェブサイトを参照)
【問い合わせ先】
TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル / 電話受付時間 9:00~20:00)