東京高速道路を歩行者中心の公共的空間に再生する「トウキョウスカイコリドー(Tokyo Sky Corridor)」プロジェクトとともに、「京橋三丁目東地区第一種市街地再開発事業」が推進。新たな複合ビルが2030年度に竣工予定だ。
「トウキョウスカイコリドー」は、都心を走る東京高速道路(KK線)を緑豊かな歩行者中心の公共的空間へと生まれ変わらせるプロジェクト。幅員約16m以上の区間には、歩行者の通行空間や、にぎわいのための広場などの滞留空間が確保され、幅員約12mの区間には、歩行者の通行空間が生み出される。全区間の整備完了は、2030年代から2040年代が目標時期とされている。
東京・京橋で東京建物が参画する「京橋三丁目東地区第一種市街地再開発事業」は、八重洲・銀座の両エリアに徒歩圏、京橋駅至近というアクセス抜群の場所に位置する。歩行者空間「トウキョウスカイコリドー」へ人々を引き込み、“にぎわいの相乗効果”を生み出す。
「京橋三丁目東地区第一種市街地再開発事業」では、地上と「トウキョウスカイコリドー」を繋ぐ縦動線を確保するだけでなく、西京橋ビル・東京橋ビル・新京橋ビルの上部空間を緑豊かな歩行者空間として整備に協力。また、京橋駅と接続する地下歩行者通路と地下鉄駅前広場を設け、東京駅から京橋エリアへアクセスするための地下歩行者ネットワークを拡充させる。
京橋エリアは、アート・ものづくりのまちとしての歴史を持ち、現在も骨董通りを中心に画廊やアートギャラリー、古美術品店が集積している。そんな京橋の歴史性を踏まえ、アート・ものづくり文化に関する発信機能と育成・交流機能を有する施設を導入する。
また複合ビル内には、観光客やビジネスワーカーの需要にもこたえられるような国際水準の宿泊施設を誘致予定だ。
【詳細】
「京橋三丁目東地区第一種市街地再開発事業」
所在地:東京都中央区京橋三丁目地内
敷地面積:約6,820㎡
延床面積:約164,900㎡
階数/最高高さ:地下4階・地上35階/約180m
主要用途:事務所、店舗、ホテル、駐車場等
<スケジュール>
本体工事着工:2026年度~
竣工:2030年度予定
※スケジュールは、現時点における予定であり、今後の本事業の進捗状況等により変動する可能性あり。