2014年10月1日(水)から10月20日(月)まで、スウェーデンのガラス作家エリック・ホグランの展覧会が、東京・渋谷ヒカリエの小山登美夫ギャラリーで開催される。
1932年生まれのエリック・ホグランは、ストックホルムのKonstfack(現国立芸術工芸デザイン大学)で彫刻を学んだ後、20年間に渡りスウェーデンのガラスメーカーBODA社でデザイナーとして活躍。洗練されたデザインが好まれた当時、北欧の伝統に南米の手工芸などを取り入れたプリミティブな作風でガラス工芸に新しい風を吹き込んだ、スウェーデンを代表するガラス作家の一人だ。
作品に温かみや人の手を感じさせるために、炉の燃料に様々な素材を試したり、おがくずの中にガラスを投げ込んだりと、ホグランは様々な実験を行なった。そんな試行錯誤の中生まれた、型押しした動物などのモチーフや、職人の間では敬遠されがちだった気泡、歪みなどを敢えて利用した作品は、彼のトレードマークとなっている。
1957年には北欧のデザイナーを対象とする、最も権威のあるルニング賞を歴代最年少で受賞。その後も新しい表現と素材を追い求め、アーティストとしての活動をメインにシフト。1998年にこの世を去るまで精力的な活動を続けたエリック・ホグランが制作したガラス、鉄、銅などの素材を用いた150以上ものオブジェは、スウェーデン国内外の公共施設にも設置されている。
【開催概要】
エリック・ホグラン展
会期:2014年10月1日(水)〜2014年10月20日(月)
時間:11:00〜20:00
場所:8/ ART GALLERY/ 小山登美夫ギャラリー(渋谷ヒカリエ内)
住所:東京都渋谷区渋谷2-21-1 8階
料金:入場無料
協力:ELEPHANT、craft_one