映画界の詩人ロウ・イエ監督作品『二重生活』が、2015年1月24日(土)より新宿 K's cinemaなど全国で順次公開される。
本作は、中国の大手コミュニティサイトに投稿された、夫の浮気に苦しむ女性の話をヒントに制作。なに不自由なく幸せに生活する妻ルージエと、慎ましいながら息子と健気に生きる愛人サンチー。ひとりのヨンチャオという男によりいびつに繋がった2つの家庭は、普通の形ではないにしろ、平穏に生活をしていた。
その生活が、ほんの少しの出来事でいとも簡単に崩壊し、事件は起こってしまう。3人の男女、事件を追う刑事、そして死んだ女。それぞれの思惑が幾層にも重なり、物語はスリリングに展開していく。
カンヌ国際映画祭ある視点部門のオープニング作品として上映された、注目度が高い本作。是非1度映画館に足を運んでみては。
【作品情報】
公開日:2015年1月24日(土)
監督:ロウ・イエ
出演:ハオ・レイ、チン・ハオ、チー・シー、ズー・フォン、ジョウ・イエワン、チャン・ファンユアン、チュー・イン
上映時間:1時間38分
配給:アップリンク
■上映&トークイベント
開催日時:2015年1月26日(月)
10:35開場、10:45上映スタート、12:30トークイベントスタート
※10:15より受付開始。
料金: 一般 1,800円、平日学割 1,100円、シニア1,100円、UPLINK会員 1,000円
会場:渋谷アップリンク FACTORY 1F
〈監督紹介〉
ロウ・イエ監督。1965年生まれ。『ふたりの人魚』(2000年)は中国国内で上映を禁止されながらも、ロッテルダム国際映画祭とTOKYO FILMeX でグランプリを獲得。中国ではタブーとされている天安門事件にまつわる出来事を扱った『天安門、恋人たち』(2006年)は、第59回カンヌ国際映画祭で上映された結果、5年間の映画製作・ 上映禁止処分となる。禁止処分の最中も、中国では未だタブー視されている同性愛を描いた『スプリング・ フィーバー』(2010年)を撮影し、第62回カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞。