「大英博物館展―100のモノが語る世界の歴史」が、2015年4月18日(土)から6月28日(日)まで、東京都美術館 企画展示室で開催される。その後福岡、神戸でも実施予定だ。
イギリス・ロンドンの大英博物館にある、約700万点もの収蔵品は、人類が刻んできた歴史を辿る文化の集積だ。本展では、その中から厳選された100作品を通じて、人類発祥から現代に至るまでの200万年の歴史を読み解く。
左) 「ビーグル号のクロノメーター」 1795~1805年 イギリス、
右) 「ヘブライ語が書かれたアストロラーベ」 1345~1355年 おそらくスペイン
全8章に分けて、教科書に載っている誰もが知っているモノから、全く見聞きしたことがない地域や文化のモノまでを幅広く紹介。映画『ハリーポッター』に登場する「ルイス島のチェス駒」や、大英博物館の代名詞といえる「ロゼッタ・ストーン」の原寸レプリカ、古代エジプトのミイラの棺は必見だ。
左) 「聖エウスタキウスの聖遺物容器」 1210年頃 スイス、バーゼル、
右) 「銃器で作られた「母」像」2011年 モザンビーク All Photographs © The Trustees of the British Museum
第1章「創造の芽生え」では、人類が生活していく中で生まれた石器や土器を展示し、単なる道具から芸術性を求めていく過程を紹介。その後第2章から第8章まで、時代を追ってそれぞれの時代毎の視点で当時の世界観を捉えていく。最終章では、大量生産が世界に与えた影響や現代の環境問題に絡む未来へのメッセージを紹介。すべての作品を展覧することで、人類の流れが網羅できる仕組みとなっている。
展示品の美しさだけでなく、まるで時空を超えた世界旅行に出たような感覚を与えてくれるかもしれない本展に、ぜひ足を運んでみては。
【開催概要】
大英博物館展―100のモノが語る世界の歴史
■東京会場
会期:2015年4月18日(土)〜6月28日(日)
会場:東京都美術館 企画展示室
住所:東京都台東区上野公園8-36
開室時間:9:30〜17:30(金曜日は20:00まで)
※入室は閉室の30分前まで。
休室日:月曜日、5月7日(木)
※5月4日(月・祝)は開室。
観覧料:一般 1,600円(1,300円)、学生 1,300円(1,100円)、高校生 800円(600円)、65歳以上 1,000円(800円)、早割ペア券 2,200円(2枚1組で販売)、
グッズセット前売り券 1,500円(展覧会オリジナルフィギュアの中から1点)
※( )内は前売・団体料金
※早割ペア券は2014年12月から2015年1月31日(土)まで販売、前売り券は2015年2月から発売予定。
※中学生以下無料
※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその付添の方(1名まで)は無料。
※毎月第3土曜日・翌日曜日は家族ふれあいの日により18歳未満の子を同伴する保護者(都内在住)は一般料金当日料金の半額(証明できるものを持参)。
■福岡会場
会期:2015年7月14日(火)〜9月6日(日)
会場:九州国立博物館
住所:福岡県太宰府市石坂4-7-2
■神戸会場
会期:2015年9月20日(日)〜2016年1月11日(月・祝)
会場:神戸市立博物館
住所:兵庫県神戸市中央区京町24