日本を代表する影絵作家・藤城清治の展覧会「藤城清治展 聖なる光」が長崎県美術館で開催される。会期は2015年4月1日(水)から5月31日(日)まで。
紙を切り抜いて、裏側からライトを当てて絵を浮び上らせる「影絵」。人の創造力に光という神秘的な力が加わって生まれる芸術だ。藤城は、カミソリと数百種類のカラーフィルターを操り、聖書、童話など多彩なモチーフから独自の芸術を追求。見るものを、夢の世界に包むような感覚で”劇場型美術展”と評されている。
【プロフィール】
藤城清治。1924年4月17日東京生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。大学在学中より影絵劇創作活動を開始し、卒業後、人形と影絵の劇団ジュヌ・パントル(後の木馬座)を結成。影絵劇では「銀河鉄道の夜」をはじめとした名作を生み出した。雑誌「暮しの手帖」などへの連載、絵本や画集の出版のほか、自主提供したテレビ番組「木馬座アワー」で登場したキャラクター「ケロヨン」が爆発的人気に。全国で開く影絵展は人々に感動を与え続け、長崎県美術館では2009年「藤城清治展―光の祈り―」を開催。2013年栃木県那須高原に常設の藤城清治美術館が開館。
開催要項
「藤城清治展 聖なる光」
会場:長崎県美術館
会期:2015年4月1日(水)~5月31日(日)
開館時間10:00~20:00(最終入場 19:30)
休館日:4月13日(月)、5月11日(月)※4月27日、5月25日は臨時開館
観覧料:一般1,400(1,200)円、高校・大学・70歳以上 1,000(800)円、小学・中学 700(500)円、小学生未満無料
※( )内は前売り、および15名以上の団体料金
※障害者手帳保持者及び介護者1名まで団体料金。
※会期中は、本展のチケットでコレクション展にも入場できる。