「ダリ展」が京都と東京で開催される。会期は、京都市美術館で2016年7月1日(金)から9月4日(日)まで、国立新美術館で9月14日(水)から12月12日(月)まで。
サルバドール・ダリ《ウラニウムと原子による憂鬱な牧歌》1945年
66.5×86.5cm、カンヴァスに油彩、 国立ソフィア王妃芸術センター蔵
Collection of the Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía, Madrid
© Salvador Dalí, Fundació Gala-Salvador Dalí, JASPAR, Japan, 2016.
サルバドール・ダリは、彗星のごとく美術界に進出し、シュルレアリスムを代表する画家として活躍した芸術家。その一方で、映画や演劇、ファッションなどの異分野への積極的に参画し、ウォルト・ディズニーやエルザ・スキャパレリともコラボレーション。ジャーナリズムやメディアにも盛んに登場した現代美術の先駆者の一人である。
国立ソフィア王妃芸術センター蔵
Collection of the Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía, Madrid © Salvador Dalí, Fundació Gala-Salvador Dalí, JASPAR, Japan, 2016.
日本で過去最大規模の回顧展となる本展は、ガラ=サルバドール・ダリ財団(スペイン)、サルバドール・ダリ美術館(アメリカ)、国立ソフィア王妃芸術センター(スペイン)という世界の3つの重要なダリ・コレクションに加え、日本国内からの主要作品を一堂に会する初の機会。初期から晩年までの創作の軌跡を、約200点におよぶ作品によって辿る。
サルバドール・ダリ《奇妙なものたち》1935年頃、40.5×50.0 cm、板に油彩、コラージュ、ガラ=サルバドール・ダリ財団蔵
Collection of the Fundació Gala-Salvador Dalí, Figueres
© Salvador Dalí, Fundació Gala-Salvador Dalí, JASPAR, Japan,2016.
絵画、彫刻、宝飾品、舞台装置、衣装のデザインまで多岐にわたる作品の中には、《ウラニウムと原子による憂鬱な牧歌》や《奇妙なものたち》が揃う。さらには、映画の制作や執筆活動などに至るまで、様々なジャンルで才能を開花させた彼の精力的な活動も紹介する。観るものを圧倒するダリ・ワールド、是非体感してみては。
公益財団法人諸橋美術館蔵
© Salvador Dalí, Fundació Gala-Salvador Dalí, JASPAR, Japan, 2016.
【開催概要】
ダリ展
■京都市美術館
会期:2016年7月1日(金)~9月4日(日)
休館日:毎週月曜日 ※ただし7月18日(月)は開館。
開館時間:9:00~17:00 (入場は閉館の30分前まで)
住所:京都市左京区岡崎円勝寺町124
TEL:050-5542-8600(ハローダイヤル)
観覧料:一般 1,600円(1,400円)、高大生 1,100円(900円)、小中生 600円(400円)
※()内は前売・20名以上の団体料金。
■国立新美術館
会期:2016年9月14日(水)~12月12日(月)
休館日:毎週火曜日
開館時間:午前10:00~18:00(入場は閉館の30分前まで)
※毎週金曜日は20:00まで。
※ただし10月21日(金)、10月22日(土)は22:00まで。
住所:東京都港区六本木7-22-2
TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
観覧料:一般 1,600円(1,400円)、大学生 1,200円(1,000円)、高校生 800円(600円)
※()内は前売・20名以上の団体料金。中学生以下無料。