神戸ファッション美術館の収蔵品カタログ『DRESS COLLECTION』が、2016年4月1日(金)より神戸ファッション美術館で発売される。
ローブ・ア・ラ・フランセーズ 1770〜75年頃 フランス 神戸ファッション美術館蔵
2016年で、開館20周年を迎える神戸ファッション美術館。収蔵作品の中でも、選りすぐりのコレクション約100点を、『DRESS COLLECTION』に収録した。
「18、19世紀ドレス」や「装飾小物」など、6つの章に分かれて掲載されたファッションの数々。その中の「20世紀ドレス」では、女性の身体を束縛(コルセット)から解放し、20世紀のファッションの方向性を示したポール・ポワレをはじめ、ジャンヌ・ランバン、ガブリエル・シャネル、クリスチャン・ディオール、イヴ・サンローランなどから、ティエリー・ ミュグレー、マルタン・マルジェラ、アレキサンダー・マックイーンなど現代デザイナーの作品までが取り上げられている。
左)マリアノ・フォルチュニィ「ドミノ」ケープ 1930年代 神戸ファッション美術館蔵
「ファッション・プレート」の章では、芸術性を高く評価されているファッション誌『ガゼット・デュ・ボン・トン』をはじめ、『ジュル・デ・ダーム・エ・モード』などより、ポール・イリーブ、ジョルジュ・ルパープ、 ジョルジュ・バルビエなどによる版画(ファッション・プレート)作品をピックアップ。洋服だけでなく、それをどう社会が映し出したのかにも言及している。
【詳細】
書籍『DRESS COLLECTION』
価格:1,500円(税込)
発売日:2016年4月1日(金)
販売場所:神戸ファッション美術館
住所:兵庫県神戸市東灘区向洋町中2-9-1
仕様:A4、112頁
執筆:能澤慧子(東京家政大学教授)、菅野ももこ(東京家政大学博物館学芸員)、三友晶子(東京家政大学博物館学芸員)、中西希和(秋早学園短期大学専任講師)、中村圭美(大阪樟蔭女子大学非常勤講師)、神戸ファッション美術館