映画『破裏拳ポリマー』が、2017年5月13日(土)に新宿バルト9ほか全国の劇場で公開される。原作は、1974年に放送されたSFアクションヒーローアニメ「破裏拳ポリマー」。
「ガッチャマン」「キャシャーン」「タイムボカン」シリーズなどタツノコプロが生み出した数多くの人気キャラクターのなかでも、カンフーなど格闘技の要素を大胆に取り入れた肉弾アクションが話題を呼び、独特な存在感から異端のヒーローとして熱狂的なファンを有する作品だ。
過激化する組織犯罪に対抗するため、警視庁と防衛省は極秘裏に提携し、重火器の無効化という防御能力と、単体で軍をも破壊できる絶大な攻撃力・機動力を持つ特殊装甲スーツ「ポリマースーツ」を開発していた。しかし、身につけたものが最強の力を手にいれられることに危険性を感じた当時の警視総監は、開発を中止。ポリマースーツは日の目を見ないはずだった…。
月日が経ち、新たに就任した警視総監の指示により警視庁は、ポリマースーツの開発を再開。しかし、テスト版ポリマースーツのうち、3体が盗まれてしまい、犯罪に使われ出してしまう。ポリマースーツを取り戻すため残されたのは、オリジナル版「ポリマースーツ」1体。しかし、このポリマースーツを起動させるためには、ある男の「声」でダイアローグコードを発する必要があった。その男とは、破裏拳流奥義を身につけ海外を転々とわたり歩く「鎧武士」ただ一人である…。
元ストリートファイターにして、探偵、そして奥義“破裏拳(はりけん)”を操る拳法の達人という主人公・鎧武士(よろい たけし)を演じるのは、溝端淳平。本作主演のために4ヶ月前からトレーニングを重ね、自身初となるアクションに挑戦する。
共演は、謎の美女・稗田玲役に原幹恵、鎧武士と共に事件解決を目指す警視庁の刑事・来間譲一役に山田裕貴、武士の助手・南波テル役に柳ゆり菜らが名を連ねる。
主題歌はグッドモーニングアメリカの新曲「悲しみ無き世界へ」(配信リリースは2017年4月21日)。実際に映画を見て曲を制作したそうで、破裏拳ポリマーの良さである昭和的な雰囲気、そしてアクションシーンなども考慮。コミカルかつ、未来への希望を表現した。
そして、少年たちの心を燃えさせた原作アニメの設定を活かしながらアクションワールドを炸裂させるのは、「仮面ライダーW」「仮面ライダーフォーゼ」などの人気作品を手掛ける坂本浩一監督。アクション監督としての経験も持つ坂本監督自ら、破裏拳ポリマーの必殺技である奥義“破裏拳”をリアルな拳法として再現させているのも見所だ。
『破裏拳ポリマー』公開を記念して、アクション好きのアクション好きによるアクション好きの為の映画祭「東京特撮&アクションフィルムフェスティバル(Tokyo TOkusatsu Film Festival:TOFF)」が2017年5月7日(日)に開催される。
上映作品は、桐山漣と菅田将暉出演、坂本浩一の代表作ともいえる映画『仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ』、そして坂本浩一が影響を受けたジャッキー・チェンの傑作カンフーアクション映画『ドランク・モンキー/酔拳』。2種類のアクションヒーローが、スクリーンで大暴れする。
映画『破裏拳ポリマー』
公開時期:2017年5月13日(土) 新宿バルト9ほか全国ロードショー
キャスト」溝端淳平、山田裕貴、原幹恵、柳ゆり菜
原作:タツノコプロ
監督:坂本浩一
脚本:大西信介
©2017「破裏拳ポリマー」製作委員会
©タツノコプロ
■「東京特撮&アクションフィルムフェスティバル」開催概要
開催日:2017年5月7日(日)
会場:角川シネマ新宿
住所:東京都新宿区新宿3-13-3 新宿文化ビル4・5階
料金:2,000円(税込) ※2作品通し
※別途ドリパスのシステム利用料260円(税込)が発生する。
販売場所:ドリパス(4/21(金)18:00~)
上映作品:『仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ』、『ドランク・モンキー/酔拳』
※各回上映後にゲスト登壇のトークショーを実施。
ゲスト:坂本浩一監督、出合正幸、人見早苗