開館1周年記念展「ピーナッツ・ギャング・オールスターズ!—ともだちを紹介してよ、スヌーピー。」が、東京・六本木のスヌーピーミュージアムにて開催される。会期は、2017年4月22日(土)から9月24日(日)まで。
展覧会名となった「ピーナッツ・ギャング」とは、スヌーピーをはじめ「ピーナッツ」に登場する個性豊かなキャラクターたちのこと。本家チャールズ M. シュルツ美術館のあるアメリカでは、親しみを込めてそう呼ばれている。
スヌーピーを徹底的に紹介した第2回展に続く本展では、「ピーナッツ」に登場する70を超すキャラクターの中から、特に馴染み深いギャングをピックアップ。
会場にはスヌーピーの親友・ウッドストックはもちろん、飼い主のチャーリー・ブラウンやその妹のサリー、威張りん坊ルーシーと弟のライナス、音楽家を目指すピアノ弾きのシュローダーなど...各キャラクターのコーナーが登場。80点の原画を通して、それぞれの性格やスヌーピーとの関係性を探ることが出来る。
そんなコーナーでは、ファン必読の面白い豆知識も満載。例えば、チャーリー・ブラウンという名は原作者・シュルツが働いていたアートスクールの友人の名前であったり、ウッドストックはロックフェスにちなんで命名されていたりと、原画と共にユニークな逸話が紹介されている。
会場では新作のオリジナル映像も上映する。ギャラリーの終盤に特設されたシアターでは、スヌーピーが指揮する「ピーナッツ・ギャング」たちによるベートーベンの第九(交響曲第9番)のオーケストラが登場。来場者が観客席に座ると、演奏中のキャラクターが手を降ったりおなじみのリアクションをしてくれたりする、インタラクティブな仕掛けが施されている。自分が好きなキャラクターの席を探してみて。
そのほか、シュローダーとスヌーピーがピアノの周りでコミカルな寸劇を繰り広げるアニメーションや、シュルツが「これまで手掛けたアニメーション場面の中で、あれが一番」と語ったシーンも上映。覆面をかぶり、腕相撲の強者・マーベルに扮したスヌーピーとルーシーが、大一番に挑み、体をねじって頑張る姿が映し出されている。
グッズが揃う「ブラウンズストア(BROWN’S STORE)」では、新アイテム約200点を販売。1周年記念の限定品としてピーナッツの仲間たちを乗せた白いトミカのバス、ロゴ入りTシャツを着た300体限定のぬいぐるみが登場する。
また、ルームウェアブランド「ジェラート ピケ(gelato pique)」とのコラボレーションアイテムは必ずチェックしておきたいところ。「ピーナッツ・ギャング」があしらわれた、とろける柔らかさが魅力の“スムーズィー”のブランケットは、ライナスのように手放せなくなる触り心地の1枚。
ナイトキャップをかぶったふわふわモコモコのスヌーピーのぬいぐるみは、枕もとで癒してくれる相棒となってくれそう。そして猫のファーロンのくたっとしたフォルムを再現したぬいぐるみは、モコモコ素材の“ジェラート”を使用した、ふんわり柔らかい触り心地。ネックピローとしても使えるアイテムなので、旅行のお供に良さそうだ。
ライナスが愛する水色の「安心毛布」に由来する店名の通り、とても居心地の良い空間が広がる「カフェブランケット(Cafe Blanket)」。ここでも、もちろん限定メニューが登場する。
開館1周年を記念した特別なタワーパンケーキは、ストロベリーホイップや苺、バナナを挟み、ミックスベリーとホワイトチョコを添えた満足感の高い一品。そのほか、“ウッドストックの巣”をイメージしたワッフルコーンのスイーツや、主要キャラクターをイメージしたデリプレートも。デリプレートは、チャーリー・ブラウンの洋服をイメージしたパンプキングラタンやペパーミント パティのミントペンネサラダなどがのせられた、盛りだくさんの一皿だ。