東京・銀座のシャネル・ネクサス・ホールで2012年2月3日(金)~2月29日(水)まで開催中の『PARIS SERA TOUJOURS PARIS ! 』-エリオット アーウィット が見つめたパリ- 展。オープンに先立ち、2月2日(木)にはレセプションが催された。
ニューヨークからこの日のために来日したエリオット氏は、「日本は大好きな国の一つで、映画の撮影でも訪れましたし、マグナム・フォト(編集部注:ロバー ト・キャパがアンリ・カルティエ= ブレッソン、ジョージ・ロジャー、デビッド・ シーモアらと設立した写真家グループ、エリオット氏は1960年代後半の3年間会長を務めた)のオフィスも東京にあります。今回のパリの写真は、仕事の合間に撮影した、カジュアルなパリ。このような場所で 2回も展覧会をできること、そして日本に来れたことを感謝しています」と喜びを語った。
シャネル社長のリシャール・コラス氏は、「このギャラリーでエリオット氏の個展を開催するのは2回目になります。エリオット氏と初めて会ったのはニューヨークで、とてもドキドキしました。あれから5年たって、また展覧会を開けることをとても光栄に思います」と感慨深げに挨拶。
また、現在「フォト・ヨコハマ2012」を開催中の横浜市の小松崎隆副市長も訪れた。横浜は日本の写真家の草分けである下岡蓮杖が写真館を開いた、商業写真発祥の地である。現在では、'写真'を柱として新しくクリエイティブな街づくりを進めているとのこと。「エリオット氏を同時代に持てて光栄です」(小松崎氏)。エリオット氏は「フォト・ヨコハマ2012」のメインイベントのひとつである、トークショーにも出演予定だが、そのチケットはあまりにも人気で1日で完売してしまっている。
また、エリオット氏の作品は現在、シャネルとアランデュカスグループによるフランス料理レストラン「ベージュ アラン・デュカス 東京」内にも展示されており、本質を追求した味とともに写真を楽しむことができる。
展覧会の概要はこちらの記事でもチェック:
シャネル・ネクサス・ホールで世界的な人気を誇る写真家エリオット アーウィットの個展を開催