実写版映画『銀魂』の続編となる『銀魂2 掟は破るためにこそある』が、2018年8月17日(金)に全国で公開される。
2003年より週刊少年ジャンプで連載をスタートした『銀魂』は、己を信じる侍魂を堅持するちょっと変わった男・坂田銀時を主人公に、混沌としたパラレルワールドの江戸で起こる様々な事件を描いていくコメディ作品。連載当初は、読者アンケートで下位に低迷していたものの、みるみるうちに人気を伸ばし、ついには単行本発行部数累計5,000万部を超える人気コミックに。2006年にはTVアニメがスタート、11年の間に第4期まで放送。さらに、その間に『劇場版銀魂 新訳紅桜篇』(2010年)、『劇場版銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ』(2013年)と、2度にわたって劇場版アニメも公開している。
そして、2017年7月には誕生から13年経て実写映画が公開。小栗旬、菅田将暉、橋本環奈、堂本剛ら人気キャストを迎え、原作ファンの中でも人気の高い『紅桜編』を実写化。興行収入約38億円というヒットを記録した。
銀魂の中でも人気のある「真選組動乱篇」、人気キャラの“将ちゃん”が登場する、最も笑える「将軍接待篇」を融合したハイブリッド作品として描かれる。なお、”掟は破るためにこそある”というタイトルは、原作では“掟”と書いて“ルール”と読むが、常識を覆す作品作りをする実写版”銀魂”では、“掟を破る”映画を目指して“掟(おきて)”と読む。
真選組最大の危機を描く「真選組動乱篇」、大騒動の始まりは柳楽優弥扮する土方十四郎の異変から。“鬼の副長”土方はある日、ヘタレオタクの突然別人格“トッシー”になってしまい、日に日にオタク化が深刻に。しかし、それは真選組だけでなく将軍をも巻き込む陰謀へとつながってしまう。
時は幕末…地球人と宇宙人・天人(あまんと)が共に暮らす江戸、かぶき町。仕事がなく金欠で家賃も払えない《万事屋(よろずや)》の銀時、新八、神楽はある日、キャバクラ<すまいる>の店長から“幕府のお偉いさん”の接待を依頼される。しかしその“お偉いさん”とは時の征夷大将軍・徳川茂茂だった! 時を同じくして真選組鬼の副長、土方が攘夷浪士たちに囲まれていた。剣を抜こうとする土方…しかしなぜか体が勝手に動き、気が付けば土下座!突如、第2の人格=アキバ系オタク“トッシー”が現れてしまう。ヘタレと化したトッシー、さらに「真選組」で巻き起こる内紛劇、「真選組」は次第に存亡をかけた危機に迫られる。 やがて、それは将軍をも巻き込む陰謀につながり大騒動に発展、この最大の危機に万事屋は、そして銀時はどう立ち向かうのかー。
映画『銀魂』のブルーレイ&DVDのリリース記念トークイベントで突如された続編製作。主演は小栗旬、監督・脚本も前作に引き続き福田雄一が務める。
続編に関して、主人公の銀時を演じる小栗は「銀髪にしたくないんですよね〜」と本音を漏らす一方、「みなさんに楽しんでもらえる物を作りたいと思っているので、どうぞよろしくお願いいたします」とコメント。また、監督の福田も「銀時がムロツヨシになっているかも」と冗談を飛ばしつつも、「満足ができる脚本ができた」と自信を覗かせている。
また、銀時の営む万事屋のメンバー志村新八と神楽にそれぞれ、菅田将暉、橋本環奈が前作から続投。2人はそれぞれ下記のようにコメントを残している。
菅田将暉(志村新八役)「前作の撮影の時にはもう続編をやろうと話していたので、僕らは自然と作るつもりでいました。続編の話は他の作品でも話題にあがりますが、実現できることは数少ないのでとても嬉しかったです。今回、前作とは比べ物にならないほど小栗さんの自由度が上がっていて、本当に楽しそうでした。座長が自由で楽しく現場に居てくれると、僕らも楽しいです。橋本さんには前回より笑わせてもらいましたし、そんな2人に挟まれている新八として、より居心地がよかったです」
橋本環奈(神楽役)「2ではどんどん笑いのハードルが上がってきていることを強く感じて、色々なシーンの表情をすごく練習して撮影に入ったので、万事屋3人のシーンは『楽しい楽しい』と大笑いしながら和気藹々と演じる事が出来ました。続編だからこそ生まれる空気感や団結力がありました。いい緊張感を持ちつつ、ファミリー、家族感があって、みんなが楽しんで作っているという事を感じていました。とにかく面白い作品を作りたい意欲が強くて...だから、みんな輝いて見えました」