また、街区北側に拡大整備予定の常盤橋公園に加えて、「トーチタワー」に1階から8階へ続く約2kmの空中散歩道と、その終着点に広がる屋上庭園も追加整備する。
最初に開業を迎える「常盤橋タワー」は、呉服橋交差点に面した街区南東に位置し、東京メトロ東西線大手町駅コンコースと直結する。地下1階から3階に渡る商業ゾーン「トウキョウトーチテラス」には、地方の名店を中心に多彩な店舗を集積。その施設名称にもある通り、全飲食店舗に“大規模広場を望むテラス席”が設けられているのが特徴だ。
出店するのは、日本初出店1店舗、東京初出店4店舗、新業態5店舗を含む13店舗。
日本初出店となるのは、スペインレストラン&バル「バー エスパニョール ジェブラ(Bar Español YEBRA)」だ。スペイン・地元セビーリャで数々の料理コンクール受賞歴のある弟ハビエルの料理と、兄マヌエルが大切にするホスピタリティを体験できる、スペインで愛されてきた料理店が日本上陸を果たす。
また東京初出店の4店舗は、大阪・梅田で話題の「フレンチ串揚げ ベニエ(BEIGNET)」、佐賀で生まれ・福岡で進化したソイドリンク&フードのカフェ「TOFFEEtokyo」、関西から初上陸となる鶏料理専門店「野乃鳥 丹波赤どり専門 とりのや 本店」など。
新業態店舗には、人気のイタリアン「ブリアンツァ(BRIANZA)」が展開する新業態の炭火焼ラテンイタリアン「ブリアンツァ 東京」などが出店する。仕事帰りにサクッと一杯を楽しむのであれば、全国の魚介と日本酒を取り揃える、地下1階の立ち飲み居酒屋「魚と日本酒 羽田市場」がおすすめだ。
「常盤橋タワー」の3階には、東京駅前最大規模の370席を誇る大型ダイニングバー「まいしょくどう ダイニング&サカバ(MY Shokudo Dining & Sakaba)」を設ける。平日昼は「常盤橋タワー」就業者専用のカフェテリアラウンジとして、平日夜間はトウキョウトーチを代表するダイニングバーとして展開。約900平米の大空間を“Dining”と“Sakaba”のエリアに分け、“Dining”ではカジュアルに、“Sakaba”ではほっと落ち着く和洋折衷な食実を提供する。
各個室や空間全体の貸し切りも可能で、プロジェクターや音響機器などの各種設備も充実しているので、イベントなどにも対応していく。
「常盤橋タワー」の建築デザインは、未来を拓く「刀」、歴史や伝統の奥深さを感じさせる「重ね」を表現した、シンボリックなもの。伝統を継承し、次の100年も東京駅前で東京の成長を牽引していくという想いがもととなった。また、低層部には、「行燈」や「桟敷」といった日本的な要素を取り入れ、中と外が呼応し、ゆるやかに融合するデザインを採用した。