■ミヘッシャ・ヘンス(C.V.松岡美里)
マフティーの諜報員兼オペレーター。マフティーの活動に没頭している真面目で勉強熱心な少女。ダバオでハサウェイに接触する。
■ミツダ・ケンジ(C.V.沢城千春)
マフティーの活動に対する意識は低いが、優秀なドライバーの現地諜報員。ダバオでハサウェイに接触する。
■メイス・フラゥワー(C.V.種﨑敦美)
きれいなブロンドヘアーと口元のホクロが特徴的なハウンゼン356便の客室乗務員。ケネスに口説かれた際には大人な対応をみせる。
■ハンドリー・ヨクサン(C.V.山寺宏一)
マン・ハンターを従える刑事警察機構の長官。アデレード会議に参加するためハウンゼン356便に搭乗し、地球へ下りてきた。
スタッフ陣には、監督に『機動戦士ガンダムF91』で作画監督を務めた村瀬修功、脚本に『機動戦士ガンダムUC』のむとうやすゆき、音楽に同じく『機動戦士ガンダムUC』の澤野弘之、キャラクターデザイン原案に『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』の美樹本晴彦、メカニカルデザインに『機動戦士ガンダムW』などのカトキハジメと、豪華スタッフが集結している。
モビルスーツの戦闘シーンなど圧巻の映像美で贈る本作は、ぜひ映画館の大スクリーンで見たい作品に仕上がっている。
なお、富野由悠季からは、本作公開を祝し下記のコメントが届いた。
「今回『閃光のハサウェイ』は映画らしい導入部から、ハサウェイという新しいキャラクターを追い上げていくプロセスは期待を抱かせてくれる。この前の物語『逆襲のシャア』はぼくにとっては収まりが悪い部分があって、小説版でガンダムを終らせる魂胆をもって、『閃光のハサウェイ』を上梓させてもらったのだが、さらに映画版は今日のアニメ技術の上に、新たな解釈をもってガンダムの総体の決着への道を拓くものになっている。」
映画公開に先駆け、『機動戦⼠ガンダム 閃光のハサウェイ』の本編冒頭15分53秒も公開。地球に向かうハウンゼンの中で出会う、ハサウェイ、ギギ、ケネス。そこで起こる⼀つの事件から始まる、壮大な物語の幕開けを感じさせる。
なお、すでに公開されている冒頭映像などからも感じ取れるように、『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』では、モビルスーツの戦いをよりリアルへと導く映像美に注目。より迫力ある映像と音を楽しみたい人は、同時上映となるDolby Cinema/ 4Dでの視聴をおすすめする。
公開に向けて、『機動戦士ガンダムUC』・『機動戦士ガンダムNT』のストーリーを担当した福井晴敏が構成し、シナリオを書き下ろしたスペシャル映像新編集版「光る命 Chronicle U.C」が到着。アムロ・レイとララァ・スンの視点から観た宇宙世紀を描いたシリーズ全ての内容と「閃光のハサウェイ」のカットを新しく追加した新編集版の映像となっている。
また、公式ホームページでは、「ガンダムざっくり年表」が公開されており、「一年戦争」「グリプス戦役」「第一次ネオ・ジオン戦争」「第二次ネオ・ジオン戦争」「ラプラス事変/不死鳥狩り」という「閃光のハサウェイ」を内包する宇宙世紀作品の年表や人物相関図を整理して本作に挑むことができる。ぜひ予習&復習して物語をより深く楽しみたいところだ。
第二次ネオ・ジオン戦争(シャアの反乱)の終結から12年が経過したU.C.0105。人類と宇宙世紀の未来を示すかと思われた“アクシズ・ショック”を経ても、世界は変わらず混乱状態にあり、断続的に軍事衝突が発生していた。地球連邦政府の腐敗もさらに進んでおり、上層部は地球の汚染を加速させただけでなく、強制的に民間人を宇宙へと連行する非人道的な政策「人狩り」を行っていたのである。そんな地球圏の腐敗に立ち上がったのが、「マフティー・ナビーユ・エリン」と呼ばれる人物が率いた反地球連邦政府運動「マフティー」であった。彼らは地球連邦政府高官を次々と暗殺するという苛烈な武力行使に手を染めていたが、連邦政府への反発を強める民衆からは一定の支持を得ていた。その「マフティー」本人を名乗り、指揮する人物こそ、かつて一年戦争にも参加した地球連邦軍士官ブライト・ノアの息子で、シャアの反乱にも参加していたハサウェイ・ノアであった。アムロ・レイ、シャア・アズナブルの理念と理想を肌で知る彼は、ふたりの意志を宿した戦士として、武力による抵抗から道を切り拓こうと画策していたのである。だが、連邦軍大佐ケネス・スレッグと謎の美少女ギギ・アンダルシアとの出会いが、彼の運命を大きく変容させるのであった。