映画監督ジャン=リュック・ゴダールの最新作『イメージの本』が、2019年4月20日(土)に公開される。
『勝手にしやがれ』『気狂いピエロ』『はなればなれに』など、数々の名作を世に送り出してきたヌーヴェルヴァーグの巨匠、ジャン=リュック・ゴダール。前作『さらば、愛の言葉よ』で新感覚の3D技法に挑戦し観客を驚かせたゴダールだが、本作でも枯渇することのないイメージと音を多用し、想像力を刺激する84分間のアート体験を作り上げた。
齢88で米寿を迎えてもなお現役、エネルギッシュに映画を作り続けるゴダールは本作で、新撮シーンにこれまでの絵画(TABLEAUX)、映画(FILMS)、テキスト(TEXTES)、音楽(MUSIQUE)を巧みにコラージュ。現代における暴力、戦争、不和といった世界に対する彼の怒りを乗せて、この世界が向かおうとする未来を指し示す、全5章からなる物語を描いた。
2018年5月に開催されたカンヌ国際映画祭では、最高賞の「パルムドール」を超越する賞として、同映画祭史上初めて設けられた「スペシャル・パルムドール」を受賞した。
映画『イメージの本』
公開時期:2019年4月20日(土)シネスイッチ銀座ほか全国ロードショー
監督・編集・ナレーション:ジャン=リュック・ゴダール
撮影・編集:ファブリス・アラーニョ
音楽:ECM
出演:ジャン=リュック・ゴダール、ディミトリ・バジル
2018年/スイス・フランス合作/84分(予定)/原題:LE LIVRE D'IMAGE(英題:THE IMAGE BOOK)
© Casa Azul Films - Ecran Noir Productions - 2018