「進撃の巨人展 FINAL」が、大阪・ひらかたパークにて、2019年9月21日(土)から12月1日(日)まで開催される。
漫画『進撃の巨人』は『別冊少年マガジン』で連載中の人気作。コミック累計発行部数は、7800万部を超え、全世界18言語・180ヵ国以上で出版されるなど、日本のみならず世界中に衝撃を与えつづける漫画作品だ(現在1~28巻、講談社刊)。その魅力は、作者・諫山創の描き出す物語世界。人類を捕食する謎多き「巨人」、巨人の侵入を阻む高い「壁」に囲まれた人類の居住地、巨人に対抗するために開発された「立体機動装置」などの独創的モチーフは、一読した読者の心を離さない。
2015年には映画『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド』として実写映画化。また『IT』のアンディ・ムスキエティ監督を迎え、ハリウッド版実写映画も製作される。
「進撃の巨人展」は2014年、東京・上野の森美術館にて初の原画展として開催され、25万人超を動員した。5年ぶりの原画展「進撃の巨人展 FINAL」は、9月8日(日)まで東京会場で開催されており、9月21日(土)より大阪に巡回する。
会場では、前期・後期合計180点以上の原画を展示。単行本未収録の最新原画を含む、10年分の原稿を一挙に公開する。諫山は原画について「印刷には写らない部分も見て欲しい。ホワイトを重ねて修正したり、原稿はある意味立体物のようなものだと思っている」とコメントしている。
会場に足を踏み入れると、来場者は入口で1つの選択を迫られる。自分が生まれるのは、壁の中か、外か...。選んだ人生に応じて異なるルートを進むかたちで、『進撃の巨人』の世界を体験していく。
目玉となるのは、諫山が現在構想中の「最終話」を“音”だけで表現する、初公開「最終話の音」展示。作者が見据えるラストシーンの一端を感じることができる、ファン垂涎の展示となっている。
『進撃の巨人』の世界を1分の1で再現したジオラマシアターにも注目。実寸大のジオラマと20m超の超大型スクリーンで『進撃の巨人』の世界を表現したシアターとなっており、巨人たちが戦い、人々の悲鳴がこだまする戦場シーンを体感することができる。
エレン、ミカサ、アルミン、エルヴィン、ハンジ、リヴァイなど総勢13名の声優による音声ガイドも実施。アニメ版「進撃の巨人」の声優陣による録り下し音声ガイドを楽しむことができる。
来場者には、初公開となるネーム(漫画原稿を執筆する前の下描き)を曜日替わりでプレゼント。配布されるのは『進撃の巨人』公式ファンサイト「みん撃」での投票上位3枚を含む全14種類となっており、日程により内容が変わる。完成原稿とは異なる構図や台詞など、いまだかつて見たことのないシーンを目にすることができる。
「進撃の巨人展FINAL」の公式グッズショップ「リーブス商会 ヒラカタ直営店」には、展覧会限定の原画やTシャツ、ハンドタオルなど、関連グッズ150点以上が集結。
エレンをはじめ主要キャラクターのイラストが描かれた「ビジュアルチョコレート」や、巨人の身長を比べることができる「巨人身長対比バスタオル」、大阪展のためにWIT STUDIOが描き下ろしたアニメイラストを採用した大阪限定クリアファイルなどを販売する。
ひらかたパーク園内では、「進撃の巨人展FINAL」とのコラボレーションカフェ「リーブス商会CAFÉ ヒラカタ支店」もオープン。メニューなどの詳細は順次発表される予定だ。
また「進撃の巨人展FINAL」の開催を記念し、京阪電車ともコラボレーション。原画をふんだんに使ったコラボレーションポスター全20種を車内に掲出した「『進撃の巨人展FINAL』開催記念特別列車」が運行している。また、京橋駅の中央大階段に巨大なポスターが展示される。