東京の玄関口「東京駅」と皇居外苑に挟まれた丸の内エリアは、商業施設やアートスポットが充実。さまざまな飲食店やショップが揃っているので休日も楽しめる。そんな丸の内を"昼から夜まで”観光できる『丸の内おでかけコース』を紹介する。
都心ならではの高層オフィスビル群の中で、異彩を放つ赤レンガ造りの「三菱一号館美術館」。ヨーロッパ風の趣ある建物は、待ち合わせ場所にぴったりだ。実は、「三菱一号館美術館」の元となる「三菱一号館」は、丸の内で初めてのオフィスビルとして明治時代に誕生。当時には珍しい西洋建築だったが、その後周辺には次々にレンガ造りの建物が建設され、英国風のストリートが作られたという。そんな歴史ある地から観光をスタート!
東京駅に背を向けて、「三菱一号館美術館」をぐるりと回ると「丸の内ブリックスクエア 一号館広場」に到着。噴水と庭園を囲むようにして、「丸の内ブリックスクエア」のカフェ、レストラン、ショップが並んでいる。中には、フランス産発酵バター「エシレ」の専門店など、"行列のできる”話題のショップも。
しかし「丸の内ブリックスクエア」を訪れたなら、ショッピングだけでなく写真撮影も楽しんで。"東京にいることを忘れてしまう”ほど非日常的な空間なら、いつもと違った写真が撮れるはず。
ヨーロッパの街角風に
赤レンガ造りの建物を背景に、階段に座って撮影すれば、ヨーロッパの街角風に。映画のワンシーンのようなドラマティックな撮影が楽しめそう。
中庭で草花を
「丸の内ブリックスクエア 一号館広場」には緑いっぱいの中庭が設けられている。お気に入りの花や緑に囲まれて撮影すれば、温かみのある写真に。
彫刻をバッグに
庭園内に展示された彫刻をバックに、周りのグリーンと一緒に撮影すればアーティスティックな雰囲気が楽しめる。
写真撮影を楽しんだ後は「三菱一号館美術館」でアート鑑賞はいかが?館内は、赤レンガとガラス壁を組み合わせたオシャレな雰囲気。約1~2時間程度で周れるので、気軽にアートに触れられる。もちろん、ゆっくり鑑賞するのもオススメだ。年に3回内容を変えて企画が行われ、現在は「フィリップス・コレクション展」を開催中だ。
1.巨匠だらけ!モネ、ピカソ、ゴッホなど
マネ、モネ、セザンヌ、ゴッホ、ゴーガン、ピカソ…など、誰もが一度は名前を聞いたことのある"巨匠”の秀作が来日。"モネはこんな作品を描くんだ“”ピカソはこういった作品も製作していたんだ”と、美術本などでは出会えない珍しい作品もあるので新しい発見がきっとあるはず。
2.ゴッホ作品を見比べ!
耳切り事件や精神病院送りなど、スキャンダラスな人生を送ったゴッホ。「フィリップス・コレクション展」では、ゴーガンとともに南仏アルルでの創作活動を開始するべく"ウキウキ”とした心持ちで描かれた作品と、耳切り事件以降精神病院への入院を余儀なくされた時に描かれた作品を比べて観ることができる。"鬱々とした”状態のときは「地面を掘る」人を描くことの多かったゴッホ。右の≪道路工夫≫は、道路の補修工事のため必死に掘り進める男性たちの姿を捉えることができる。