2019年第91回アカデミー賞受賞結果が発表された。作品賞を受賞した『グリーンブック』は、助演男優賞・脚本賞もトリプル受賞。日本でも話題となった『ボヘミアン・ラプソディ』からは、ラミ・マレックが主演男優賞に輝いた。またアルフォンソ・キュアロン手掛ける『ROMA/ローマ』が外国語映画賞ほか、監督賞・撮影賞を受賞。日本から選出された『万引き家族』や『未来のミライ』は惜しくも受賞を逃した。
※以下★印は、第76回ゴールデングローブ賞の同カテゴリにおいて受賞した作品及び俳優。
受賞
『グリーンブック』★ミュージカル・コメディ部門
ノミネート作品
『アリー/ スター誕生』
『女王陛下のお気に入り』
『バイス』
『ブラック・クランズマン』
『ブラックパンサー』
『ボヘミアン・ラプソディ』★ドラマ部門
『ROMA/ローマ』
受賞
ラミ・マレック(『ボヘミアン・ラプソディ』)★ドラマ部門
ラミ・マレックのスピーチ「僕は子供の頃、クセっ毛で目がまん丸であること、つまり自分のアイデンティティに悩んでいました。そんな子供が、自分の声を発見する、それがこの映画です。ゲイで移民で悩んでいる主人公が、自分自身であろうとする物語。僕は、エジプト移民です。まさにここに自分の物語が描かれています。僕のことを信じてくださったみなさんに感謝します。」
ノミネート者
ヴィゴ・モーテンセン(『グリーンブック』)
ウィレム・デフォー(『永遠の門 ゴッホの見た未来』)
クリスチャン・ベール(『バイス』)★ミュージカル・コメディ部門
ブラッドリー・クーパー(『アリー/ スター誕生』)
受賞
オリヴィア・コールマン(『女王陛下のお気に入り』)★ミュージカル・コメディ部門
ノミネート者
グレン・クローズ(『天才作家の妻 40年目の真実』)★ドラマ部門
メリッサ・マッカーシー(『Can You Ever Forgive Me?(原題)』)
ヤリッツァ・アパリシオ(『ROMA/ローマ』)
レディー・ガガ(『アリー/ スター誕生』)
受賞
マハーシャラ・アリ(『グリーンブック』)★
ノミネート者
アダム・ドライバー(『ブラック・クランズマン』)
サム・エリオット(『アリー/ スター誕生』)
サム・ロックウェル(『バイス』)
リチャード・E・グラント(『Can You Ever Forgive Me?(原題)』)
受賞
レジーナ・キング(『ビール・ストリートの恋人たち』)★
ノミネート者
エイミー・アダムス(『バイス』)
エマ・ストーン(『女王陛下のお気に入り』)
マリナ・デ・タヴィラ(『ROMA/ローマ』)
レイチェル・ワイズ(『女王陛下のお気に入り』)
受賞
アルフォンソ・キュアロン(『ローマ』)★
キュアロン受賞スピーチ「アーティストである私たちの仕事は、普段、人が目を向けないところに目を向けること。目を背けがちな時代だからこそ、その責任はより重大なものになります。」
ノミネート者
アダム・マッケイ(『バイス』)
スパイク・リー(『ブラック・クランズマン』)
パべウ・パヴリコフスキ(『COLD WAR あの歌、2つの心』)
ヨルゴス・ランティモス(『女王陛下のお気に入り』)
受賞
『グリーンブック』★
ノミネート作品
『女王陛下のお気に入り』
『魂のゆくえ』
『バイス』
『ROMA/ローマ』
受賞
ケビン・ウィルモット、スパイク・リー、チャーリー・ワクテル、デビッド・ラビノウィッツ『ブラック・クランズマン』
ノミネート者
ウィル・フェッターズ、エリック・ロス、ブラッドリー・クーパー、(『アリー/ スター誕生』)
イーサン・コーエン、ジョエル・コーエン(『バスターのバラード』)
ジェフ・ウィッティ、ニコール・ホロフセナー(『Can You Ever Forgive Me?(原題)』)
バリー・ジェンキンス『ビール・ストリートの恋人たち』