予告動画には、秘密裏に活動するエージェントたちの存在が映し出されている。敵も味方も分からない状況の中で、生還する鍵となるのは、タイトルにも起用された“TENET テネット”と呼ばれる謎の暗号。そして最後「これから起きる」と言い放つ男の前に空間が反転し時間の逆回転が…!時間と空間を巧みに操るクリストファー・ノーランならではの、予測不能な世界が待ち構えているようだ。
そもそも<TENET(テネット)>とは、信条、主義、原則を意味するワード。ネット上では、「SATOR式」と呼ばれる1世紀中頃に確認されているラテン語の回文“SATOR AREPO TENET OPERA ROTAS(農夫のアレポ氏は馬鋤きを曳いて仕事をする)”と関係があるのでは?と騒がれている。この回文は、正方形の方陣にセットすると四方から同様に読むことができ、中央の「TENET」だけは上下左右のどこからでも「TENET」の文字が現れる仕組み。果たして、未来を握るこの単語に託された謎とは一体…?
なお出演者のロバート・パティンソンは、『TENET テネット』について「長年見てきた中で、一番クレイジーな作品。」とコメント。今後アップデート情報を随時追加していくので、ファンの人は是非こまめにチェックしてほしい。
映画公開日には、制作の舞台裏を完全網羅した、公式完全読本「メイキング・オブ・TENET テネット クリストファー・ノーランの制作現場」も同時発売。常識を覆す、未知なる映像を完成させた制作秘話を、膨大なメイキング写真と共に、クリストファー・ノーラン監督、撮影監督のホイテ·ヴァン·ホイテマ、美術監督のネイサン·クローリーによる詳細な解説によって解き明かされる。
さらに、本書には人物設定に基づいた緻密な衣裳デザインや世界中のロケ地についての解説、動きを図解した設計図も掲載。鬼才クリストファー・ノーランの頭の中をのぞき見できる、ボリュームたっぷりのフルカラー156ページとなっている。
『TENET テネット』
公開日:2020年9月18日(金)
監督:クリストファー・ノーラン
脚本:クリストファー・ノーラン
出演:ジョン・デイビッド・ワシントン、ロバート・パティンソン、エリザベス・デビッキ、ディンプル・カパディア、アーロン・テイラー=ジョンソン、クレマンス・ポエジー、マイケル・ケイン、ケネス・ブラナー
製作総指揮:トーマス・ハイスリップ
製作:エマ・トーマス
配給:ワーナー・ブラザース映画
■『メイキング・オブ・TENET テネット クリストファー・ノーランの制作現場』B4 横変型判/156 ページ(フルカラー) 6,000 円+税
著者:ジェイムズ・モトラム
翻訳:富原まさ江
監修:神武団四郎