中島みゆきの名曲「糸」に着想を得た映画『糸』が、菅田将暉×小松菜奈を迎え、2020年8月21日(金)に公開。また8月12日(水)の1日限り、映画の公開に先がけ全国350館にて特別先行上映が実施される。
2000年以降、映画『涙そうそう』や、『ハナミズキ』、『雪の華』といった、名曲をもとにした話題作がヒットを記録。それらに続く形で今回映画化されるのは、中島みゆきの名曲「糸」だ。1992年にアルバム「EAST ASIA」内に収録された後、1998年2月に、「命の別名」と「糸」の両A面でリリースされた。
中島みゆきが、知人の結婚式を祝して作った「糸」は、糸を人に見立て、男女の出逢いの奇跡と絆の大切さを歌った楽曲だ。ドラマや数多くのCMに起用された後、2004年にMr.Childrenの桜井和寿が率いるbankbandがカバー。クリス・ハート、森山直太朗、JUJU、福山雅治など120組にも及ぶアーティストが次々にカバーしたことでも注目を集めた。
映画『糸』では、平成元年生まれの男女が出逢い、別れ、そして平成の終わりに再びめぐり逢うまでの18年間を、「生活者の視点から見た平成史の変遷」とともに描く。楽曲「糸」に乗せ、壮大な愛の物語が、雄大な北海道をはじめ、東京・沖縄・シンガポールを舞台に映し出されている。
高橋漣役 - 菅田将暉
北海道で育ち、13歳の時に園田葵(小松菜奈)と恋に落ちる。遠く引き離されてしまい、その後、チーズ工房で働く。『糸』の主人公の高橋漣を演じる菅田将暉は『帝一の國』、『銀魂』シリーズ、ドラマ「3年A組―今から皆さんは、人質です―」、『アルキメデスの大戦』と幅広い役柄を演じ、『あゝ、荒野』では第41回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞などを受賞した
菅田将暉コメント
「誰もが通る巡り合わせの遊歩道、糸。時に険しく、時に愉快な人間の性を、原曲へのリスペクトを忘れずに、仕合わせを掴み取る気持ちで挑んでいきたいなと思います。初めましての瀬々監督と、何度も共に闘ってきた小松菜奈というカップリングも純粋に楽しみです。どうか、良いめぐり逢わせでありますように。」
園田葵役 - 小松菜奈
もう1人の主人公、園田葵。13歳の頃、養父からの虐待に耐えかねて、町から逃げ出しす。一度は高橋漣(菅田将暉)と駆け落ちを決行するものの上手くはいかず、母親に連れられて北海道から移ることなる。大人になると世界中を飛び回って活躍することを望む。
演じる小松菜奈は『渇き。』で鮮烈なデビューを飾り、『バクマン。』、『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』、『恋は雨上がりのように』、『来る』、『沈黙 -サイレンス-』、『さよならくちびる』といった話題作にも出演する。
小松菜奈コメント
「曲の世界観を大切に、中島みゆきさんの歌詞を心の中に感じながら、これからの撮影に臨みます。菅田さんとは何回か共演させていただき、過酷な撮影も一緒に乗り越えて来ました。そんな同志のような2人だからこそ紡ぎだせる空気感を大事に、一意奮闘しながら、丁寧に描いていきたいと思います。」
脇を固めるキャストも豪華で榮倉奈々、斎藤工、山本美月、倍賞美津子、成田凌など映画の主役級キャストたちが集結した。
桐野香(榮倉奈々)
高橋漣(菅田将暉)が働くチーズ工房の先輩で後に恋愛関係となる。演じるのは『余命1ヶ月の花嫁』で主演を務めた榮倉奈々。
水島大介(斎藤工)
園田葵(小松菜奈)と恋愛関係になるファンドマネージャー。斎藤工は、来る2021年に主演作『シン・ウルトラマン』の公開を予定している。