「常寂光寺」や「二尊院」からほど近く、佐賀嵐山駅からだと徒歩約10分ほどの場所、松尾芭蕉の弟子でもある向井去来の遺跡「落柿舎」では、17:00から20:00まで夜間特別入庵を実施する。敷地内には句碑が点在しており、芭蕉が『嵯峨日記』の最尾にしるした有名な一句「五月雨や色紙へぎたる壁の跡」の句碑も存在する。
【詳細】
・夜間特別入庵
時間:17:00~20:30(20:00受付終了)
通常入庵:9:00~16:00
料金:大人 200円(夜間)・250円(昼間)
「嵯峨三名跡」の一ヵ寺に数えられる寺院「二尊院」。京都市指定文化財である華やかな文様の総門を抜ければ、約200メートルの馬場があり、ここは紅葉の名所として知られる。四季折々に異なる風景を見せ、冬には下に輝く木々が連なる。帰り道、石段の上から眺める参道も見物だ。
京都はバス路線もかなり充実しているが、紅葉・ライトアップシーズンは混雑が予想されるため、電車で向かうのがおすすめだ。嵐山観光なら阪急「嵐山」駅、嵐電「嵐山」駅、JR線「トロッコ嵐山」駅または「嵯峨嵐山」駅で行くのが便利。旅に出る前にチェックしておこう。
「京都・嵐山花灯路-2019」に行くなら、「渡月橋」と「竹林の小径」は、何が何でも外せないスポット。それを前提に3つのコースプランを提案する。
嵐山の名所を完全制覇!
法輪寺→渡月橋→宝厳院→長辻通で食べ歩き→野宮神社→竹林の小径→小倉池経由→常寂光寺→落柿舎
※地図上、無料ジャンボタクシー乗り場を二尊院で表示。
嵐山をじっくり楽しむおすすめコース プラン1
渡月橋→野宮神社→竹林の小径→小倉池経由→常寂光寺→落柿舎
嵐山をじっくり楽しむおすすめコース プラン2
野宮神社→竹林の小径→亀山公園経由(土日のみ通行可)→宝厳院→渡月橋→法輪寺
※地図上、長辻通は嵐電「嵐山」駅で表示。
攻略ポイント
・すべてを回るのは不可能ではないが、写真に収めながらゆっくり見るのであれば気になる箇所を選び、南から攻略するのがおすすめ。
・<土日限定>野宮神社~常寂光寺までの道のりは少し長いが、景観が美しいので楽しめる。だが、もし途中で時間がないかも!?となった場合は、亀山公園を通る別ルートで三条通に戻るのもアリ!
・落柿舎や常寂光寺まで行ったなら、帰りは無料ジャンボタクシーがおすすめ。二尊院からJR「嵯峨嵐山」駅または市営駐車場まで移動できる。
■アクセス所要時間参考
法輪寺:阪急「嵐山」駅から徒歩約6分、嵐電「嵐山」駅から徒歩約10分、JR「嵯峨嵐山」駅から徒歩約20分(長辻通経由)、嵯峨野観光鉄道「トロッコ嵐山」駅から徒歩約21分
野宮神社:阪急「嵐山」駅から徒歩約18分、嵐電「嵐山」駅から徒歩約7分、JR「嵯峨嵐山」駅から徒歩約10分、嵯峨野観光鉄道「トロッコ嵐山」駅から徒歩約5分
常寂光寺:阪急「嵐山」駅から徒歩約25分(長辻通経由)、嵐電「嵐山」駅から徒歩約15分、JR「嵯峨嵐山」駅から徒歩約16分、嵯峨野観光鉄道「トロッコ嵐山」駅から徒歩約4分
近場からの日帰り、あるいは宿泊でプランを立てている人ならば、朝から夜まで満喫できるコースはいかがだろう。「京都・嵐山花灯路-2019」期間だけでなく、紅葉や花見シーズン時も参考に。
1:阪急「嵐山」駅から行くなら
南から北へ向かって有名寺院や神社を順番に回れるのがこのプラン。すべてを網羅したいなら、このコースで回るのが一番効率的なはず。
ちなみに、大阪市内からであれば、JRなどと同等の時間で辿りつけ、乗り換えも少なく交通運賃が最も安い。京都駅からであれば、市営地下鉄から阪急京都線に乗り換え、「桂」駅まで行ったら嵐山線へ。
<モデルコース>
中之島公園→渡月橋→嵯峨嵐山文華館・法厳院→長辻通でランチ→天龍寺→竹林の小径→大河内山荘庭園→常寂光寺→落柿舎→二尊院→無料ジャンボタクシーでJR「嵯峨嵐山」駅→野宮神社→竹林の小径(ライトアップ)→亀山公園経由→渡月橋(ライトアップ)→法輪寺(ライトアップ)
※大河内山荘庭園は~17時までで、「京都・嵐山花灯路-2019」に不参加。
※無料ジャンボタクシーは18時以降の運行。
※亀山公園は土日のみ通行可。
1日かければ全て行くのは不可能ではないが、ゆっくり見たい人はこの中から行きたい場所をピックアップするのがベストかも。