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「岡本太郎展」大分県立美術館で、《明日の神話》《太陽の塔》や初期代表作でたどる芸術家の軌跡

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展覧会「岡本太郎展」が、2019年12月26日(木)から2020年1月24日(金)まで、大分県立美術館にて開催される。

大分初の岡本太郎展

岡本太郎《森の掟》1950年 (写真提供:川崎市岡本太郎美術館)
岡本太郎《森の掟》1950年 (写真提供:川崎市岡本太郎美術館)

「芸術は爆発だ!」のフレーズで知られ、絵画、彫刻、写真などの多彩なジャンルで活躍した芸術家・岡本太郎。大分では初の回顧展となる「岡本太郎展」では、大作《明日の神話》原画をはじめとする絵画作品や1/50スケールの《太陽の塔》、さらには岡本の撮影した写真などを展示。自己・日本・世界という3つの観点から、制作・文筆・撮影というマルチな活動を展開した岡本の軌跡をたどる。

自己との対話─初期の代表作《森の掟》などを展示

全3章構成の第1章では、代表作《森の掟》や、父の岡本一平を思わせる《作家》など、初期の作品を展示。青春時代をパリで過ごし、前衛的な画法を学んだ岡本太郎が、日本に帰国したのち自己との対話とともに作りあげた独自の作風を楽しめる。

日本へのまなざし─縄文土器などの写真

岡本太郎撮影《縄文土器》1974年7月25日撮影 (写真提供:川崎市岡本太郎美術館)
岡本太郎撮影《縄文土器》1974年7月25日撮影 (写真提供:川崎市岡本太郎美術館)

東京国立博物館で縄文土器に魅了された岡本は、1952年に論考「縄文土器論 四次元との対話」を発表。自らも土器や土偶を撮影するのみならず、京都や東北、沖縄を訪れ、文化遺産や古い習俗を取材し、日本の美意識を探求した。第2章では、岡本が50年代以降に撮影した写真作品を多数紹介し、日本へ投げかけた視線に迫る。

社会、そして世界へ─《明日の神話》と《太陽の塔》

岡本太郎《明日の神話》1968年 (写真提供:川崎市岡本太郎美術館)
岡本太郎《明日の神話》1968年 (写真提供:川崎市岡本太郎美術館)

第3章では、社会問題や世界規模の事業に関わる作品を手掛けた60年代後半以降にフォーカスする。原爆や第五福竜丸の悲劇を主題に描かれ、現在渋谷駅に設置されている《明日の神話》の幅10m超の原画や、大阪万博のシンボル《太陽の塔》、さらには中・後期の作品を紹介。芸術を通して、悲劇を乗り超える力と未来への希望を託した岡本の世界観に触れられる。

詳細

展覧会「岡本太郎展」
会期:2019年12月26日(木)~2020年1月24日(金)
会場:大分県立美術館
住所:大分県大分市寿町2番1号
休展日:なし
時間:10:00~19:00(金・土は20:00まで) ※入場は閉館の30分前まで
観覧料:一般 800(600)円、大学・高校生 500(300)円、中学生以下 無料
※( )は前売り・20名以上の団体料金
※大分県芸術文化友の会 びびKOTOBUKI 無料(同伴者1名半額) / TAKASAGO 無料 / UME団体料金
※障がい者手帳等を提示した方とその付添者(1名)は無料

【問い合わせ先】
大分県立美術館
TEL:097-533-4500

Photos(4枚)

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