主題歌を担当するのは、若手シンガーソングライター・須田景凪。プロデューサー内部健太郎のオファーによりコラボレーションが実現。映画のために、新曲「ゆるる」を書き下ろした須田は、「最初に映像を観させて頂いた時、小さな傷が大きな渦になっていく様な感覚を覚え、作品全体を包む寂寥感を自分なりに音楽にしました。」とコメントしている。
クリスマス・イブの夜。日本中を巻き込んだ、ある壮大な計画が実行されようとしていた。
複雑な家庭環境で育ち、さみしさを抱えて生きてきたキダとマコトは幼なじみ。そこに同じ境遇の転校生・ヨッチも加わり、3人は支え合いながら家族よりも大切な仲間となった。
しかし20歳の時に、訳あってヨッチは2人の元から突然いなくなってしまう。そんな彼らの元に、政治家令嬢で、芸能界で活躍するトップモデルのリサが現れる。リサに異常な興味を持ったマコトは、食事に誘うが、全く相手にされない。キダは「住む世界が違うから諦めろ」と忠告するが、マコトは仕事を辞めて忽然と姿を消してしまう。
2年後。マコトを捜すために裏社会にまで潜り込んだキダは、ようやく再会を果たす。マコトは、リサにふさわしい男になるために、死に物狂いで金を稼いでいた。マコトの執念とその理由を知ったキダは、親友のため命をかけて協力することを誓う。 以来、キダは〈交渉屋〉として、マコトは〈会社経営者〉として、裏と表の社会でのし上がっていく。そして、迎えたクリスマス・イブの夜。マコトはキダの力を借りてプロポーズを決行しようとする。
しかし実はそれは、10 年もの歳月を費やして2人が企てた、日本中を巻き込む“ある壮大な計画”だった─。
【詳細】
映画『名も無き世界のエンドロール』
公開日:2021年1月29日(金)
原作:行成薫「名も無き世界のエンドロール」(集英社文庫(
監督:佐藤祐市
出演:岩田剛典、新田真剣佑、山田杏奈、中村アン、石丸謙二郎、大友康平、柄本明
制作プロダクション:RIKIプロジェクト、共同テレビジョン
配給:エイベックス・ピクチャーズ
© 行成薫/集英社 © 映画「名も無き世界のエンドロール」製作委員会