フェンディ(FENDI)は、エキシビション「ハンド・イン・ハンド(hand in hand)」を世界に先駆け日本で初開催。大阪の阪急うめだ本店にて、2021年4月10日(土)から20日(火)まで開催される。
今回世界初開催されるエキシビション「ハンド・イン・ハンド」では、20エディションの中から厳選された10種のクラフツマンシップ溢れる「バゲット」を展示・販売。熟練した技巧や、多彩なクリエイティビティを体感できる。
会場には、ヴェネツィアのジャカードをはじめ、サルデーニャ島の再解釈された「ピビオーネ」二重織りなど、イタリア各地に伝承された技術を駆使した「バゲット」が集結。カラブリア州コゼンツァの伝統的な植物原料による染めを施した、ナチュラルな表情の「バゲット」も登場する。
エキシビションにあたり音声ガイドも用意。フェンディ ジャパンブランドアンバサダーの米倉涼子がナレーションを務める。
【詳細】
フェンディ「ハンド・イン・ハンド」
・阪急うめだ本店5F コトコトステージ51
会期:2021年4月10日(土)~20日(火)
住所:大阪府大阪市北区角田町8-7
※入場無料
「バゲット」価格帯:968,000円(税込)~4,785,000円(税込)
■会期終了
・フェンディ 銀座店
会期:2021年3月25日(木)~31日(水)
「ハンド・イン・ハンド」とは、フェンディとイタリア各地の職人とのパートナーシッププロジェクトとして2020年10月に発足したプロジェクト。大切に受け継がれてきた技術を持つ職人達とフェンディがタッグを組み、数世紀にわたってイタリアに継承されてきた伝統工芸のクラフツマンシップへのリスペクトを表現する。
18世紀の織機で手織りされた豪華なベネチアン・テキスタイルや、ルネサンス期から伝わる柳の枝を織る技術、中世の織物に見られる古代のトリミングにインスパイアされた手作りのマクラメレースなど、古代から継承してきた職人技をフェンディのアイコンバッグ「バゲット」に落とし込み、唯一無二のアート作品に昇華した。
また、大阪のエキシビションで展示される10作品に加え、新たに10作品の特別な「バゲット」が発表された。シチリア島のトラーパニから始まり、カンパニア州ソレント、ジェノヴァやピエモンテ地方など、様々な地に伝わる伝統工芸によって「バゲット」が再解釈されている。
例えば、エミリア・ロマーニャ州のラヴェンナ市における「アコメナ・スパツィオ・モザイコ」は、街に残るモザイク遺産からインスピレーションを得て1980年代後半から創業したワークショップ。ハンドカットされたモザイクタイル細工によって壁や床、天井を絵画で装飾していく芸術的技法を「バゲット」に活かし、“星空”のモチーフをバッグに描き出した。
ガラスやセラミックの小片を組み立てるモザイクの装飾はバッグ本体だけでなく、ストラップや「FF バックル」にもあしらわれ、温かみのある輝きを放っている。
さらに、フランスとスイスの国境に位置するピエモンテ州で盛んな「バンデラ刺繍」を施した「バゲット」も登場。「バンデラ刺繍」は、白いハニカム生地に、カラフルな隆起したウールと綿糸によって施す刺繍。まるで針で絵画を描くようにして模様をあしらう技法で、貴族の邸宅のあらゆる所で装飾に用いられていた。
アイコニックな「FF ジャカード」をベースにした「バゲット」には、ツイストウールのピンク、ブルー、グリーンの糸によって、花々や葉、カールリボンなど、伝統的なパターンを刺繍。細やかでエレガントなモチーフが、華やかに「バゲット」を彩っている。
【問い合わせ先】
フェンディ ジャパン
TEL:03-3514-6187