東京・代官山エリアの新複合施設「フォレストゲート代官山(ForestgateDaikanyama)」が、2023年10月19日(木)より順次開業する。
代官山駅からもほど近く、八幡通りと代官山通に面する好立地で「代官山町プロジェクト」として開発が進められていた「フォレストゲート代官山」は、「メイン(MAIN)棟」と「テノハ(TENOHA)棟」の2棟で構成される複合施設。「暮らす」「働く」「遊ぶ」をシームレスに繋ぐライフスタイルを提案する、代官山の新たなランドマークだ。
「メイン棟」は、緑に囲まれた「住・働・遊」の拠点となる全57戸の賃貸住宅、地下1階〜2階部分の商業空間、3階部分の会員制シェアオフィス「ビジネスエアポート代官山(Business-Airport Daikanyama)」で構成される。
1階には、代官山のラグジュアリーな街に溶け込むようなレストランやカフェを揃える。注目は、代官山に本店を構えるパティスリー「シェ・リュイ」によるショコラトリー&グラッスリー「ラ・バーズ・ドゥ・シェ・リュイ(LA BASE de Chez Lui)」。ここでは、カカオ豆から一貫製造するビーントゥバー製法を用い、素材にこだわった生菓子や焼き菓子、チョコレート、自家製ジェラートなどを提供する。
続いて注目したいのは、パレスホテルが新たな取り組みとしてホテルブランドとは別に、ブーランジェリーブランドとして手掛ける「エトヌンク」。店頭では、バゲットやクロワッサン、あんバターサンドなど、厳選した国産小麦を使用し、仕込みから焼きあげまですべて店内で行うというこだわりをもったメニューを取り揃える。
また、スペシャリティコーヒーを提供する人気のコーヒーブランド「ブルーボトルコーヒー(BLUE BOTTLE COFFEE)」が出店。ショッピングの合間に立ち寄るのにぴったりな場所となりそうだ。
さらに“食×ミュージック×アート”を五感で楽しめるオールデイズカフェ&レストラン「MIDTREE」、スイーツブランド「PAYSAGE」の旗艦店などが出店する。
地下1階には、食の新提案をするスーパーマーケット「ザ・ガーデン自由が丘」がオープンする。
ファッション店舗では、オリジナルとヴィンテージを融合したスタイルを提案するセレクトショップ「アメリ(AMERI)」が移転・オープンを果たすほか、上質なアイウェアを提供する「金子眼鏡(Kaneko Optical)」が登場。
そのほかライフスタイルを提案する店舗として、英国発のフレグランスライフスタイルブランド「ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)」、本施設のグリーンデザインを担った「SOLSO」などが軒を連ねる。
「メイン棟」の建築設計を手掛けたのは、建築家・隈研吾。様々な形状の木箱が積み重なるような建築デザインが特徴的で、屋外のみならず屋内にまで豊かな緑を取り入れる。なお、この緑を取り入れたランドエスケープのような空間は、造園家・グリーンディレクターの齊藤太一がディレクションする。
一方の「テノハ棟」は、カフェとイベントスペースで構成。サステナブルな生活体験を提供することを目的に、サーキュラーエコノミー活動を行う事業者や行政と連携。地域と都市をつなぐ活動拠点として、消費者に向けて様々なサステナブルな取り組みへの接点を提供していく。