特集展示「エビスのせかい」が、千葉・佐倉の国立歴史民俗博物館にて2021年7月27日(火)から2022年1月10日(月・祝)まで開催される。
「エビスのせかい」は、福の神である“エビス”をテーマにした展覧会。「いかにも」という典型的なエビスから、「これが?」と首をかしげたくなるエビスまで、にぎやかで楽しい様々なエビスの姿を通して、多彩なエビス信仰の様子を紹介する。
エビスは福の神として広く親しまれているが、元来のエビスは、漁業の神をはじめとして、商業の神、農業の神といった、生業と結びついた性格の強い神。実は、エビス信仰の起源や、各地で受容されていく過程には不明な点が多く、信仰の要素も多様で複雑となっている。
「エビスのせかい」では、エビスがどのように人々から信仰されてきたのかを、エビス信仰の中心のひとつである西宮神社の吉兆をはじめ、漁師の晴れ着“万祝(まいわい)”や商家のエビス講を描いた錦絵、農家でまつられた恵比寿大黒像、エビスまわしの阿波人形といった資料の数々から紐解いていく。
中でも、漁師が晴れ着として着用した“万祝”は、鮮やかな色彩とともにダイナミックに描かれたエビスに注目。その他にも、鯛ではなく鰹を抱えている鹿児島県屋久島のエビス像や、商売繁昌を願って昔の広告である“引札”に描かれたエビスなど、それぞれユニークに表現されたエビスを、一度に見ることができる。
【詳細】
総合展示 第4展示室 特集展示
「エビスのせかい」
開催期間:2021年7月27日(火)~2022年1月10日(月・祝)
※会期中、展示替えあり。
会場:国立歴史民俗博物館 第4展示室 特集展示室
住所:千葉県佐倉市城内町117
休館日:月曜日(月曜日が休日の場合は開館し、翌日休館 ※8月10日(火)は開館)、年末年始(12月27日~1月4日)
開館時間:
・~9月 9:30~17:00(入館は16:30まで)
・10月~ 9:30~16:30(入館は16:00まで)
料金:一般 600円、大学生 250円、高校生以下無料
※総合展示もあわせて観覧可能。
※障がい者手帳等保持者は手帳提示により、介助者とともに入館無料。
※高校生及び大学生は、学生証等の提示が必要。
※博物館の半券の提示で、当日に限りくらしの植物苑に入場可能。
※植物苑の半券の提示で、当日に限り博物館の入館料が割引となる。
※内容は変更となる場合あり。
【問い合わせ先】
TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)