“H”の周りの警備員がそうであったように、映画を観るものにも「彼がいったい何者なのか?」と疑心の念を抱かせるストーリーは、『シャーロック・ホームズ』、『コードネーム U.N.C.L.E.』、『アラジン』などを手掛けてきた鬼才、ガイ・リッチーが描き出した。
「話が進む中で様々な展開が広がっていき、始まった時には思いもよらなかった展開が待ち受けています。そういった驚きの展開がまさにこのストーリーの面白い点だと思います」とガイ・リッチーが語る通り、巧妙に練られたストーリーからは目が離せなくなる。
“H”の役を演じるのはジェイソン・ステイサムしかいないと、制作初期の段階から考えていたというガイ・リッチー。直々に本作へ出演をオファーしたところ、ジェイソンはストーリーを気に入り出演を2分で即決。これまで『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』、『スナッチ』、『リボルバー』といった作品でタッグを組んできた2人の“16年ぶりの名コンビ復活”が実現した。
脇を固めるキャストにも主役級の豪華俳優陣が名を連ねた。ホルト・マッキャラニー、ジェフリー・ドノヴァン、スコット・イーストウッド、ジョシュ・ハートネットらが、“クセもの”揃いの警備員を演じる。
LAにある現金輸送専門の警備会社フォーティコ・セキュリティ社。日々、現金輸送車/キャッシュトラックを運転するのは、特殊な訓練を受け厳しい試験をくぐり抜けた強者の警備員たち。そこに雇われた新人パトリック・ヒル(ジェイソン・ステイサム)、通称“H”。試験をぎりぎりで合格した彼は周りから特に気に留められる存在ではなかった。しかし、彼の乗ったトラックが強盗に襲われた時、驚くほど高い戦闘スキルでそれを阻止する。さらには、再びHの乗るトラックが強盗に襲われると、彼の顔を見た犯人たちはなぜか金も奪わずに逃げてしまう。彼は一体何者なのか?周囲が疑心暗鬼に陥る中、全米で最も現金が動く日“ブラック・フライデー”にフォルティコ・セキュリティ社に集まる1億8,000万ドルの大金を狙う強奪計画が進行していた…
映画『キャッシュトラック』
公開日:2021年10月8日(金)より新宿バルト9ほか全国公開
監督・脚本:ガイ・リッチー
出演:ジェイソン・ステイサム、スコット・イーストウッド、ホルト・マッキャラニー、ジェフリー・ドノヴァン
2021年/アメリカ、イギリス/英語/119分/原題:「WRATH OF MAN」/カラー/シネマスコープ/5.1ch/DCP/字幕翻訳:平井かおり/配給:クロックワークス
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