また、耕三寺の敷地内にある「未来心の丘」はフォトジェニックなスポットとして注目を浴びつつある。
彫刻家・杭谷一東が制作を手掛けた、約5000平方メートルにもおよぶ白い大理石の庭園となっており、大小さまざまな大理石のモニュメントが聳え立つ警官は圧巻。春になると桜とのハーモニーも楽しむことができる。観光の合間に、おしゃれなカフェ「カフェクオーレ」に立ち寄るのもおすすめ。
“日本の名海水浴場88選”にも選定されている、約800メートルの白い砂浜が広がる「瀬戸田サンセットビーチ」は、シャワーやキャンプ場、バーベキュー、シーカヤックなどの設備も揃っており、友人や家族同士でワイワイ楽しいひと時を過ごすのにぴったりの場所。しまなみ海道サイクリングロードの中間点でもあり、サイクリング途中に立ち寄るのにも最適だ。
また、ビーチ内には、瀬戸内の海の風景に溶け込む、5つのアート作品が設置されており、“映える”スポットとしても人気を博す。
広島県瀬戸田町(現・尾道市)生まれの日本画家であり、日本の文化的な分野をけん引してきた芸術家のひとりである平山郁夫の作品を展示する平山郁夫美術館。館内では、平山郁夫の生い立ちや貴重な少年時代の絵画などを紹介。さらにスケッチや下絵等の生の資料や最新作も展示している。
明治時代から時代から始まった尾道市瀬戸田町のレモン栽培。今では、国産レモンのトップブランドとして知られ、生口島の南西部に位置するレモン畑は「レモン谷」と呼ばれている。5月中旬は繊細に咲くレモンの花、10月から12月にかけては、爽やかな香り漂うグリーンレモン、そして徐々に色づくイエローレモン…。「レモン谷」では、時期ごとに変化するレモンが織りなす景色に出逢うことができる。
向島は、尾道市からすぐの場所にあり、しまなみ海道ならではの美しい自然とご当地グルメが魅力で、サイクリングスポットとしても名を馳せる島。温暖な気候から、美味しい果物が名産品となっており、それをいかしたスイーツもたっぷり楽しめる。
向島の景色を満喫するなら、周辺の岩子島や尾道大橋などが見渡せる高見山は絶好のビューポイント。晴れた日の昼には、青い海が広がる景色を、夕方には赤く染まる夕焼け色の海と空を眺められる。山頂までは車で行くことができるので登山が苦手という人でも安心だ。
広島・尾道市から6つの島を経由して愛媛・今治まで続くしまなみ海道サイクリングロード。向島はサイクリングロードのひとつ目の島だ。向島をめぐる約18kmのサイクリングコースは、サイクリング初級者でも訪れやすく、住田製パン所の名物ネジパン、後藤鉱泉所の手作りラムネ、ウシオ チョコラトル(USHIO CHOCOLATL)のチョコレートなどスイーツを楽しみつつ、ゆっくりと巡ることができる。
瀬戸内海の島旅を楽しむための交通手段として、島々を渡るクルーザーと、ゆっくり自分のペースで島を巡れる自転車をおすすめ。
少しリッチな“島旅”なら、観光型高速クルーザー「SEA SPICA(シースピカ)」を選んでみては。広島港と三原港を約半日かけて走るこの航路は、特に風光明媚なエリアで、多島美と島の魅力に出会うことができる。
船内には、従来の高速船とは異なる特注ソファ型座席が設けられているほか、Wi-FiやAC電源も完備されている。屋外デッキでは自由に海の景色を楽しむことができる。