深町秋生の小説を実写化する映画『ヘルドッグス』が、2022年9月16日(金)に公開される。主演は岡田准一、監督は原田眞人。
映画『ヘルドッグス』は、デビュー作『果てしなき渇き』で2004年・第3回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した深町秋生による小説『ヘルドッグス 地獄の犬たち』を実写映画化するもの。潜入捜査官の葛藤を描き、“警察小説を超えた問題作”として話題になった小説を、『関ヶ原』『検察側の罪人』『燃えよ剣』などのヒット作を生み出した原田眞人の監督・脚本で実写映画化する。
主演は、『関ヶ原』『燃えよ剣』に続き、原田眞人監督と3作品目のタッグとなる岡田准一。正義も感情も捨て、腕っぷし一つでヤクザ組織に潜入しのし上がる元警官・兼高昭吾を演じる。坂口健太郎が演じるヤクザ組織内随一のサイコボーイ・室岡秀喜との、“相性98%”の狂犬コンビを中心に、ノンストップなアクションエンターテイメントが繰り広げられる。
主演の岡田准一と、バディ役を演じた坂口健太郎の2人にインタビューを実施。劇的でクレイジーな『ヘルドッグス』の世界に2人がどのように挑んでいったのか、“怒涛”の撮影現場の様子や監督・原田眞人とのエピソードについて話を聞いた。作品の見所でもあるアクションシーンの組立て方や、お互いに対する印象などについても語っており、より映画『ヘルドッグス』の世界を楽しめる内容のインタビューとなっている。
■主人公・兼高昭吾(かねたかしょうご)...岡田准一
ヤクザ組織に潜入し、のし上がる元警官。「愛する人が殺される事件を止められなかった」というトラウマを抱え、闇に落ち、正義も感情も捨て復讐することにのみ生きていた男。その闇と狂犬っぷりに目をつけた警察組織から、関東最大のヤクザ組織「東鞘会(とうしょうかい)」への潜入という危険なミッションを強要される。
■室岡秀喜(むろおかひでき)...坂口健太郎
兼高が潜入を強いられるヤクザ組織の一員。死刑囚の息子という境遇ゆえに心の奥底に深い闇を抱え、組織内でも誰も手が付けられない制御不能な存在。満腹中枢が壊れており、常に空腹で何かを食べている。感情を抑えられないサイコパスな室岡だが、警察のデータ分析によると、兼高との相性がなんと<98%>。警察は、兼高に室岡に喧嘩を売り、それをきっかけに組織へ潜入するよう指示を出す。
もちろん、二人の相性は抜群で、二人は最強の“狂犬コンビ”として猛スピードで組織を上り詰め、なくてはならない存在となっていく。
■吉佐恵美裏(きさえみり)...松岡茉優
極道の女。兼高と室岡が所属する東鞘会・神津組のボスの愛人でありながら兼高とも関係を持つ、刺激大好きで挑発的なグリーンヘアの女。
■土岐勉(ときつとむ)...北村一輝
兼高と室岡のボスで、東鞘会最高幹部である「東鞘会三羽烏」の一人、筋の通った任侠100%の人情組長。人情に厚い。
■衣笠典子(きぬがさのりこ)...大竹しのぶ
東鞘会へ恨みを抱え、マッサージ師として組織内部にも入り込む、潜入捜査員の連絡係。武器は毒針。