■十朱義孝(とあけよしたか)...MIYAVI
東鞘会・七代目会長。ヤクザ社会では異例の人事で会長の座に就任し、組織をアジアで勢力を伸ばすにまで成長させたインテリヤクザで、新時代を引っ張る若きカリスマ。組織をのし上がっていく兼高が、室岡と共に護衛を務める事となる。頭が切れ、語学堪能、趣味は美術鑑賞、そして端正な顔立ちで耳にはピアス、さらに洒落たスーツに身を包みビジネスマンのような規則正しい生活を送っている。反面、華奢に見えて高い戦闘能力と、凶暴性も持ち得ている。
・阿内将…酒向芳
兼高の上司・警視庁組織犯罪対策部特別捜査官。狂犬・兼高の素質を見抜いてスカウトし、東鞘会へ潜入するよう指示する。警視庁の裏捜査のエース。
・熊沢伸雄…吉原光夫
十朱の秘書・熊沢組組長。組織の最⾼幹部として兼⾼、室岡にも⽬をかける通称“レスラー熊沢”。
・三神國也…金田哲(はんにゃ)
東鞘会のインテリチキン、東鞘会の三次団体である三神組の組長。兼⾼・室岡とは何かと対立しがちなライバル的存在で、2人に突っかかっては波乱を起こす。
・大前田忠治…大場泰正
東鞘会理事長。⿐を嚙み切られ、常に“鮫⽪のマスク”をつけている。関東最⼤のヤクザ組織を束ねる幹部の⼀⼈。
・勝所杏南(ぜぜあんな)…木竜麻生
高級鉄板料店のシェフ。室岡とある繋がりを持つ。
・ルカ…中島亜梨沙
東鞘会の面々が訪れる会員制クラブ「天童」のキャスト。
・番犬…村上淳
⼗朱の⼿下。“ある処理”を忠実に⾏う拷問場の管理⼈。
・サロンの常連客…尾上右近
阿内や兼高が密会する、とあるサロンの常連客。
・恭子…杏子
会員制クラブ「天童」のママ。
・熊沢の妻・佐代子…赤間麻里子
リーゼント&サングラススタイルが特徴的な、熊沢の妻。
裏社会をドラマティックに描く映画『ヘルドッグス』は、ハードなアクションシーンも見どころ。岡田准一が、アクションシーンの技闘デザイン(アクション振り付け)を担当した。クランクイン前から原田眞人監督と綿密な打ち合わせを行い、劇中のキャラクターの個性にあったリアルかつ創作的なアクションを振り付けている。
岡田演じる兼高や坂口健太郎演じる室岡らが敵を次々となぎ倒していく様子は息つく暇もないほどの目まぐるしさ。素手で相手を圧倒する基本の格闘術「ステゴロ」、使える物はなんでも使う作法無用の戦闘スタイル「工具&文具」、そしてアクションに欠かせない「ナイフ&ガンアクション」と、様々な格闘術が繰り広げられる。
岡田からアクションについて数々の提案を受けてきた監督の原田眞人は、「岡田くんは、こういうアクションができます、こういうのもできますって、まるで死の商人が武器を売るように、次から次へとアクションをプレゼンテーションしてくれる。改めて、その引き出しの多さに驚きました」とコメントしている。
真実は、誰にも明かせないーー
かつて警官だった出月梧郎は、管内で起きた強盗殺人事件によって愛する人を失う。警官でありながらも彼女を守ることができなかったことを悔やみ、自ら犯人に復讐することを決意。1人、また1人、実行に移していく。強盗殺人事件の首謀者マッド・ドックを闇に葬った直後、警視庁組織に捕らわれる。そこで、出月は関東最大の広域暴力団・東鞘会に潜入するという危険なミッションを強要される。その日から兼高昭吾として第二の人生を歩き出すことになるのであった...。
作品詳細
映画『ヘルドッグス』
公開日:2022年9月16日(金)
出演:岡田准一、坂口健太郎、松岡茉優、MIYAVI、北村一輝、大竹しのぶ、⾦⽥哲、⽊⻯⿇⽣、中島亜梨沙、杏⼦、⼤場泰正、吉原光夫、尾上右近、⽥中美央、村上淳、酒向芳
監督:原田眞人
脚本:原田眞人
原作:深町秋生「ヘルドッグス 地獄の犬たち」(角川文庫/KADOKAWA刊)
配給:東映/ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
※PG12