大阪駅直結の大型複合ビル「JPタワー大阪」が誕生。「JPタワー大阪」内の商業施設「KITTE(キッテ)大阪」は、2024年7月31日(水)にグランドオープンする。
「グラングリーン大阪」をはじめとする大規模再開発によって大きく変わろうとしている大阪・梅田周辺。「大阪駅」の一部として「関空特急はるか」が停車する「うめきた(大阪)地下駅」が誕生するなど、交通網も大きく変化し、ヒルトンの最高級ホテル「ウォルドーフ・アストリア」、温浴ゾーンを備えた都市型スパ、大型商業施設の出店も予定されている。
※JR西日本は新駅名称を「大阪駅」と命名。ただし、便宜上記事内では「うめきた(大阪)地下駅」と呼称。
「JPタワー大阪」は、その「グラングリーン大阪」のJR高架下貫通通路を挟んだ隣接地、旧大阪中央郵便局敷地を含む大阪駅西地区に誕生する大型複合ビルだ。
「JPタワー大阪」は、2023年3月に整備された「JR大阪駅西口改札」と直結するだけでなく、西梅田地区と大阪駅を結ぶガーデンアベニュー(地下通路)や、「JR大阪駅連絡橋口改札」から直通となる2階に新設の歩行者デッキとも接続。JR大阪駅や、梅田エリア各路線との抜群のアクセスを誇る。
「JPタワー大阪」は、地下3階~地上39階で構成。地下2・3階に駐車場、地下2・3階に駐車場、地下1階から6階に商業施設「KITTE大阪」、6階に劇場、7階にホテルバンケット、8・9階および17階にオフィスサポート、11階から27階に西日本最大級のオフィス空間、28階から28階にホテルが入る。
商業施設「KITTE大阪」は、中心部に4層吹き抜けのアトリウムを設け、その周囲にテナントを配置。日本のいいものや地域の食文化など、日本各地の魅力を再発見できる空間を創出する。観劇後の飲食やショッピング、旅行者の土産購入、オフィスワーカーのランチ・アフターファイブなど、多彩なニーズに向け、サービスを充実させていく。
またアトリウムには、JR大阪駅西口と直結するJR高架下の歩行者通路を設ける。公共空間として提供するほか、イベントスペースや災害時の一時避難場所としても活用可能だ。
「KITTE大阪」の地下1階には、カフェ、デリ、スイーツなど日常の食生活に彩りをプラスしてくれる店舗が出店。沖縄名物のポークたまごおにぎり専門店「ポーたま」、総菜や弁当を取り揃える「デリカキッチン」などが集う。
加えて、個性豊かな和洋中のレストランが軒を連ねる横丁ゾーン「うめよこ」が誕生。大阪名物の串揚げ・たこ焼き・ホルモン焼きをはじめ、地元で人気の様々なジャンルの17店舗が並ぶ、気軽にお酒を楽しめるエリアとなる。大阪名物だけでなく、東京のつけ麺屋、名古屋のおでん屋など、関西初出店や商業施設初出店などの全国の繁盛店も多数揃う。
「うめよこ」の通路は、西梅田地下歩行者通路「ガーデンアベニュー」からJR大阪駅西口へつながるルートとしても利用可能なので、気軽に訪れることができそう。
JR大阪駅西口と直結する1階は、旧大阪中央郵便局舎の一部を保存・継承した4層吹抜けの開放的なアトリウムに。シンボリックなアトリウム周囲には、ドリンクやスイーツを展開するカフェ、お土産にもぴったりな物販店、フラワーショップなどが連なる。待ち合わせ場所としても最適だ。