展覧会「塩田千春展 巡る記憶」が、大分県別府市中心市街地にて、2022年8月5日(金)から10月16日(日)まで開催される。
塩田千春は、ベルリンを拠点に国際的に活動するアーティストだ。「生きることとは何か」「存在とは何か」という関心のもとで塩田は、空間に糸を張り巡らせるインスタレーションや、場所やものに宿る人の痕跡や記憶を内包する素材を用いた作品などを手がけてきた。
別府で開催される塩田の展覧会「塩田千春展 巡る記憶」では、別府駅周辺の2会場を舞台に、それらの場所にまつわる「記憶」に着目した作品空間を展開。かつて小麦粉や砂糖などの食品を扱う卸問屋であった「BEP.Lab」では、白い糸とそこから滴る水によって構成された、「循環」をテーマとするインスタレーションを発表するとともに、本展のために制作されたドローイングや、音を用いた作品などもあわせて展示する。
一方、大規模な宴会場を有する中華料理屋であった「新中華園ビル」では、円卓やイスなど、かつての記憶を宿すものと、赤いロ ープを用いたインスタレーションを展開する。
また、これら2つの会場に加えて、サテライト会場では資料展示を実施。塩田がこれまでに参加した展覧会の制作風景を収めた映像や図録を通して、塩田の世界観をより深く体験することができる。
なお、本展は、県民総参加で「おおいた」の文化を発信し、東アジアとの交流を通して新しい文化を切り拓くことを試みる「東アジア文化都市2022大分県」のコア事業のひとつとして開催される。
展覧会「塩田千春展 巡る記憶」
会場:大分県別府市中心市街地
時間:11:00〜18:00(最終入場 17:30)
休み:火・水曜日
料金:無料
■会場情報
・BEP.Lab
住所:大分県別府市北浜1-2-28 草本ビル 2・3階
・新中華園ビル 1階
住所:大分県別府市元町5-7
・platform05 (サテライト会場)
住所:大分県別府市中央町9-3
【問い合わせ先】
TEL:0977-22-3560 (事務局)