企画展「夢二好みの君が行く! 夢二式美人のひみつ」が、東京の竹久夢二美術館にて、2022年6月4日(土)から9月25(日)まで開催される。
「夢二式美人」という言葉は、大正ロマンを代表する美術家、竹久夢二のセンチメンタルな表現から生まれ、今では辞書にも載るようになった。しかし、夢二が人気を集める以前の明治40年に、初めて「夢二式」の語が用いられた際には、むしろ見慣れないものを意味し、夢二の作品や美人を指すものではなかった。したがって、夢二が名声を得るにつれて、「夢二式」の意味も変化していったと考えられる。
企画展「夢二好みの君が行く! 夢二式美人のひみつ」では、夢二の作品と言葉からその画業をたどりつつ、夢二式美人の成立を紹介。「江戸情緒」や「舞妓」、「楽譜」、「洋装」など18のテーマを設定し、夢二式美人の多彩な表現を紹介する。
会場では、竹久夢二美術館のコレクションから、絵画や表紙絵などの夢二作品約200点を展示。加えて、少年・少女・婦人雑誌などで幅広く活躍した高畠華宵の作品も目にすることができる。
企画展「夢二好みの君が行く! 夢二式美人のひみつ」
会期:2022年6月4日(土)〜9月25(日)
会場:竹久夢二美術館
住所:東京都文京区弥生2-4-2
開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(7月18日(月・祝)、9月19日(月・祝)は開館)、7月19日(火)、9月20日(火)
入館料:一般 1,000円、大学・高校生 900円、中・小学生 500円
※弥生美術館と2館あわせて観覧可
※休館日や開館時間は変更となる場合あり
【問い合わせ先】
竹久夢二美術館
TEL:03-5689-0462