東京・白金台の松岡美術館では、展覧会「松岡コレクション めぐりあうものたち Vol.2」を、2022年8月2日(火)から10月23日(日)まで開催する。
松岡美術館が所蔵する中国陶磁、中国絵画、日本画、西洋画などの作品を、「出会い」をテーマとして3会期にわたって紹介する展覧会「松岡コレクション めぐりあうものたち」。その第2弾となる本展では、「霊獣の文様(しるし)」、「西洋絵画展 ─東洋のかおり」、そして「中国青銅器 文様」の3つの展示を行う。
企画展1「霊獣の文様(しるし)」では、松岡美術館の中国陶磁コレクションから、龍や鳳凰、麒麟など、霊獣あるいは瑞獣と呼ばれる空想の生き物を描いた作品を展示。吉祥をもたらす存在とされたこれらの霊獣は、多くの工芸作品にその姿があらわされてきた。本展では、霊獣の文様に着目しつつ、青花や五彩などの陶磁器、銅鏡、玉の作品などを展示し、そこに込められた思いに光をあてる。
企画展2「西洋絵画展 ─東洋のかおり」では、松岡コレクションの西洋絵画を通して、西洋文化に漂う「東洋のかおり」を紹介。クロード・モネ《サン=タドレスの断崖》や、もとは四面の衝立仕立てであったマリー・ローランサン《帽子をかぶった少女》、アメリカでも人気を博したオランダの画家ヨン・フレデリック・ピーター・ポルティーリエによる《オリエントの少女像》など、東洋の影響を感じられる作品を展示する。
特別展示「中国青銅器 文様」では、文様に着目して、松岡美術館が所蔵する中国青銅器を展示。同館所蔵の中国青銅器は、約20件と数は少ないものの、その半数以上が金文を持ち、資料的価値の高い作品も含まれている。会場ではそのなかから、《饕餮虁龍文壺》や《虁龍百乳文方鼎》などの作品を展示し、その文様の意味を紹介する。
展覧会「松岡コレクション めぐりあうものたち Vol.2」
・企画展1「霊獣の文様(しるし)」
・企画展2「西洋絵画展 ─東洋のかおり」
・特別展示「中国青銅器 文様」
会期:2022年8月2日(火)〜10月23日(日)
会場:松岡美術館
住所:東京都港区白金台5-12-6
開館時間:10:00〜17:00(毎月第1金曜日は10:00~19:00)
※入館はいずれも閉館30分前まで
休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)
観覧料:一般 1,200円、25歳以下 500円
※高校生以下、障がい者手帳の所持者は無料
※会期や開館情報は変更となる場合あり(最新情報については、美術館ホームページなどを確認のこと)
【問い合わせ先】
松岡美術館
TEL:03-5449-0251