デザイン、アート、建築など幅広い分野で世界から高い評価を受けるアーティスト・吉岡徳仁。先日行われた東京都現代美術館での個展も好評を博し、ますます知名度を増してきている彼だが、今回満を持して最新作品集『吉岡徳仁 クリスタライズ』が発売される。
この作品集では、120枚の薄紙で作られた椅子《Honey-pop》など、吉岡が世に知られるきっかけとなった代表作約50点が掲載されるほか、大規模個展「吉岡徳仁ークリスタライズ展」出展作品を写真家・川内倫子が撮りおろすという、豪華コラボレーションが実現。音楽を聴かせながら結晶させた絵画「Swan Lake」や、クリスタルプリズムが構築する「虹の教会」といった新作インスタレーションは、単に美しいという概念にとどまらない、壮大な魅力にあふれている。
「自分も人も驚かせたい」。飽くなき素材と感覚への探求から生み出される吉岡の作品は、これまで常に世界に衝撃を与えてきた。そんな彼の歴史、そしてデザイナーとしての思いが詰まった、特別な1冊だ。
【書籍情報】
『吉岡徳仁 クリスタライズ』 ¥2,625
著者:吉岡徳仁
監修:東京都現代美術館
ページ数:192ページ
一部撮り下ろし:川内倫子
寄稿:斉藤環(筑波大学教授/精神科医)
※価格は2014年1月時点。