映画『CLOSE/クロース』が、2023年7月14日(金)に公開される。監督は『Girl/ガール』のルーカス・ドン
映画『CLOSE/クロース』は、色鮮やかな花畑や田園を舞台に、大親友同士の13歳、レオとレミに起こる残酷な悲劇と再生を描く物語。
第75回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出され、グランプリを受賞している他、第80回ゴールデングローブ賞では外国語映画賞にノミネート、第95回アカデミー賞では、国際長編映画賞のベルギー代表としての予備候補(ショートリスト)に選出されているなど、数々の賞レースに名を連ねている感動の話題作だ。
主人公・レオを演じるのは、エデン・ダンブリン。幼馴染のレミを演じるのは、グスタフ・ドゥ・ワエル。2人は、映画『CLOSE/クロース』で俳優デビュー。子供でもなく大人でもない10代特有の揺れ動く心情を表現している。
レオ…エデン・ダンブリン
花き農家の息子。13歳。幼馴染のレミとは、親友以上で兄弟のような関係。しかし、レミと同じ中学校に入学後、クラスメイトからいじられたことで徐々にレミから距離を置くようになる。
レミ…グスタフ・ドゥ・ワエル
レオの幼馴染。引っ込み思案なところもあるが音楽の才能に長けている。花畑や田園を走り回ったり、寄り添って寝そべったり、レオと24時間365日ともに時間を過ごしてきたが、中学入学後にレオとの間に距離が生まれてしまい、親友の態度の変化に対して思い詰める。レオと大喧嘩になり、仲直りできないまま時間が経過したある日、課外授業に姿を現さず……。
レミの母・ソフィ…エミリー・ドゥケンヌ
レオの母・ナタリー…レア・ドリュッケール
レオの兄・チャーリー…イゴール・ファン・デッセル
レミの父・ピーター…ケヴィン・ヤンセンス
色鮮やかな花畑や田園が舞台
主人公のレミが花き農家の息子であることから”花”を背景にした映像にも注目。鮮やかなピンク、白、黄色、赤のダリアの花畑には目を奪われそう。撮影はルーカス・ドン監督の出身地ベルギーのウェッテレンとゴッホの生誕フィンセント・ファン・ゴッホの誕生の地でもあるオランダのズンデルトで行われた。
監督を務めるのは、ルーカス・ドン。バレリーナ志望のトランスジェンダーの少女を描いたデビュー作の映画『Girl/ガール』は、第71回カンヌ国際映画祭カメラドール(新人監督賞)を受賞し鮮烈な印象を残した。『CLOSE/クロース』では、ルーカス・ドン自身の幼少期や10代前半の頃を振り返り、不安だったことやつらかった日々の記憶をもとにして物語を構築していったという。
尚、映画『CLOSE/クロース』は、気鋭の映画製作・配給スタジオ「A24」が北米配給権を獲得したことでも注目を集めている。
13歳のレオとレミは、学校でも放課後でも24時間ともに過ごす大親友。ある日、親密すぎるあまりクラスメイトにからかわれたレオは、レミへの接し方に戸惑い、そっけない態度をとってしまう。気まずい雰囲気のなか、二人は些細なことで大喧嘩になり、仲直りすることができず時間だけが過ぎていった。ある日、課外授業にレミの姿はなく、心ここにあらずのレオは、授業の終わりに衝撃的な事実を告げられる。それは、レミとの突然の別れだった。移ろいゆく季節のなか、自責の念にかられるレオは、誰にも打ち明けられない想いを抱えていた…。
【詳細】
映画『CLOSE/クロース』
公開日:2023年7月14日(金)
監督:ルーカス・ドン
出演:エデン・ダンブリン、グスタフ・ドゥ・ワエル、エミリー・ドゥケンヌ、レア・ドリュッケール、イゴール・ファン・デッセル、ケヴィン・ヤンセンス
配給:クロックワークス/STAR CHANNEL MOVIES
原題:CLOSE