1999年、ミゲル・アドローヴァーが自身の名を冠したブランド「ミゲール アドローヴァー」を設立。
ミゲル・アドローヴァー(MIGUEL ADROVER)は1965年12月、スペイン生まれ。マジョルカ島出身。独学でファッションを学ぶ。12歳で学校を中退し、家族が運営するアーモンド農場で働く。そして、独学でファッションを学ぶ。十代のときにロンドンを訪れ、パンク・ロック・ファッション等の影響を受ける。91年、ニューヨークへ初めて訪れた際に定住を決意。友人のダグラス・ホッブズとカスタムTシャツのデザインを始める。
95年、ダグラス・ホッブズとイーストヴィレッジにブティック「ホーン(Horn)」をオープン。ここではヨーロッパの新鋭デザイナーの服と自分たちの作品を取り扱う。
99年、ニューヨーク コレクションに初参加。このコレクションのタイトルは「マウス・チアパス・ニューヨークシティ」で、古着を解体したかのような服と、しっかりとテーラリングされた服を打ち出す。評価は「アヴァンギャルド」という点で困惑するものもおり賛否両論。
2000年5月、ペガサス・アパレル・グループの傘下に入るがこの関係は1年ほどしか続かなかった。これは同年、CFDAの新人賞にあたるペリーエリス賞を受賞 2000年、VH1/Vogue Fashion Awardsのベスト・アヴァンギャルドデザイナー・オブ・ジ・イヤーにノミネート。
作品は非常に独創的。リサイクル品を使用したもの-例えばマットレスをタウンコートに変えてみせる-を提案する。一方でクラッシックなスタイルのテーラリングされたもの、ニットウェア等の作品はバーニーズ ニューヨーク等にも取り扱われる。