2007年1月、ポーラ・オルビスグループ社内ベンチャーブランド第1号として「ディセンシア(DECENCIA)」が誕生。
ディセンシア(DECENCIA)は、ポーラ・オルビスグループが展開する敏感肌専門ブランド。スキンケア製品を要に、化粧下地・パウダー・ファンデーションなどのベースメイクも展開している。2,000~7,000円の価格帯設定で、ミドル~プレステージ層の中間に位置。コアターゲットは30〜40代の働く女性。
2007年1月、ポーラ・オルビスグループ社内ベンチャーブランド第1号として「ディセンシア(DECENCIA)」が誕生。創立者の兄弟が小児アトピーを患っていたことから、敏感肌研究を進め、敏感肌専門ブランドとして「ディセンシア」をスタートさせた。
ブランドの起源となったのは、ポーラR&M研究所の肌研究成果のもと発明された独自技術「ヴァイタサイクルヴェール」。この「ヴァイタサイクルヴェール」は、全てのクリームに採用されている、ディセンシア独自技術だ。ベントナイトと呼ばれる板状粉体を取り入れることで、肌表面をぴったりと覆うバリア膜を形成。これにより、水分蒸散を防ぎながらほこり、乾燥などの外的刺激から徹底的に肌を守り、うるおいがすみずみまで浸透させる。
また、創業以来、水の綺麗な静岡県に自社工場を設け、ポーラR&M研究所にて研究開発を行っているポーラ・オルビスグループだが、敏感肌専門ブランドのディセンシアでは、より厳しい安全性基準を設定。アレルギーテストや皮膚科医立ち会いの実施用モニターテストなどのすべてのテストをクリアしたものだけを商品化している。
敏感肌の人々に向けて、製品には肌の刺激となるものは入れない。アルコール・合成香料不使用、紫外線吸収剤不使用で肌に優しい処方を追求している。
2007年、ブランドスタートと同時に展開したのがベーシックケア「つつむ」シリーズ。乾燥が気になる肌や高敏感肌に向けたシリーズで、外部刺激から徹底的に肌を守り不足しがちなうるおいを与えながら整える。現在はクレンジング・洗顔フォーム・洗顔石けん・ローション・セラム・フェイスクリーム・フェイスマスクとデイリーケアからスペシャルケアまで対応する、幅広い商品を展開している。
2016年、敏感肌処方×美肌処方で「敏感肌は、もっと美しくなれる」を掲げていたコンセプトを「敏感肌は、どこまでも美しくなれる。」にチェンジ。敏感肌こそ美しくなれる処方を追求し、ブランド名もdecenciaから「DECENCIA」へと変更。
新コンセプトとともに2016年に誕生したのが、「ディセンシア」のアイコンシリーズとなる新「アヤナス コンセントレート シリーズ」。2011年9月に誕生した「アヤナス コンセントレート 」が5周年を記念して、パッケージを刷新。強い赤を使用したストレートフォルムのボトルに、斜めにカットされたキャップをコンビネーション。敏感肌を断ち切り、自分が敏感肌であることを忘れてしまうほどの前向きさを表現した。
同時に、働く現代女性のストレスに着目し、敏感肌エイジングケアの最先端テクノロジーを発見。ストレスによる肌荒れは、血行不良によって皮膚温が低下することによって正常な角層が生まれなくなり、肌のストレ機能が低下するというストレスと肌荒れの新知見を発見した。新開発となったのは、ディセンシアオリジナル複合成分「ストレスバリアコンプレックス」。心理的ストレスによる肌荒れのメカニズムに対応した3種の複合成分で内側からケアする。
「アヤナス コンセントレート シリーズ」は、肌を潤いで満たすローション、育むエッセンス、高めるアイクリームまたはクリームのステップケアを推奨。ライン使用することで効果が最大限に高まる。
2018年、敏感肌でありながらも、シミやくすみをケアしたい人へ向けてホワイトニングライン アドバンス ホワイトニングケア「サエル」をスタート。ストレスにより加速するシミのメカニズムに着目した、ホワイトニングケアシリーズだ。
2019年9月、東京・伊勢丹新宿店にディセンシア初の実店舗をオープン。ディセンシア全商品を揃えた直営店として誕生。すべての商品のカウンセリング拠点とし、店内には独自の肌測定システム「Potential Finder」を設置。水分量・油分量・やわらかさ・キメ・水分蒸散量などの観点から、肌数値を測定。あわせて、睡眠・ストレス・アレルギー等のカウンセリングを通して、おすすめの商品や手入れ方法をレクチャーする。
2019年10月、シワを改善する唯一の敏感肌用薬用オイル状美容液「アヤナス リンクルO/L コンセントレート」を発売。敏感肌用化粧品として初めて「シワを改善する」薬用化粧品の認可を取得したアイテムだ。
2022年10月、既存の「アヤナス」シリーズを刷新し、新スキンケアライン「ディセンシア(DECENCIA)」をスタート。