1821年にチャールズ・ノートンが創業.
ノートン&サンズは1821年にチャールズ・ノートン(Charles Norton)が創業したイギリスの老舗ビスポークテーラー。サヴィル・ロウに拠点を置く。
創業当初はロンドンの若い紳士向けに服を作っていた。19世紀半ば、当時テーラーが集まりつつあったサヴィル・ロウに店舗を移転。19世紀にはテーラーとしての地位を確立。どちらかと言うと若手エリートやスタイルを気にする実業家、皇室が顧客だった。
1970年代、サヴィル・ロウのテーラーである「Tautz & Sons」と「J. Hoare & Co.」を組織に組み入れる。
ロンドンのクチュリエ、ハーディ エイミスはノートン&サンズの顧客であり、コレクションを多く抱えた。それだけではなく、エイミスとメンズウェアのコラボレーションを行ったこともあった。
イギリスの伝統的なテーラリング技術はもちろんのこと、シャープなカッティングと頑丈な作りで、シンプルながら、どこかエレガントな印象を受ける。サヴィル・ロウの中では伝統とモダンを融合させた新しいスタイルを提案するルネッサンステーラーにカテゴライズされる。
過去にはキム ジョーンズ、ハウス オブ ホランド、リチャード ニコル、ジャイルズなどのデザイナーを起用してコレクションを展開するなど、よりモダンなスタイルへの追求は現代に至っても続けられている。
顧客にはアメリカの大統領、ヨーロッパの皇室からアジアの王族まで幅広い。
2005年、パトリック・グラント(Patrick Grant)が買収。