2004年のバレンタイン。ジョエルは元恋人のクレメンタインが、自らの記憶を消す手術を受けたと知って動揺し、彼自身もクレメンタインとの記憶を消そうとラクーナ医院へ駆け込む。施術を受け、彼女との日々を追想していくジョエル。ひとつひとつの記憶が消されていき、やがて彼は「この記憶を消したくない」と思い始める。そして最後の記憶が消されようとする瞬間、記憶の中のクレメンタインもまた「忘れないで、また会いに来て」と彼に語り掛けるのであった。次の日、何事もなかったかのように朝を迎えたジョエルは、本当の愛と向き合うこととなる。
映画『エターナル・サンシャイン』は、「失恋の痛みを忘れるため 記憶を消せるとしたら?」という“もしも”のストーリーを描いた恋愛映画。ミシェル・ゴンドリーが監督を務め、脚本家のチャーリー・カウフマンとタッグを組んだ。コメディアンのジム・キャリーと、ケイト・ウィンスレットが互いに記憶を消してしまう恋人の役を演じている。サウンドトラックのオリジナルスコアはジョン・ブライオンが手掛け、主題歌はベックの「Everybody’s Gotta Learn Sometime」が起用された。