企画展「没後40年 朝井閑右衛門展」が、神奈川の横須賀美術館にて、2023年4月22日(土)から6月18日(日)まで開催される。

朝井閑右衛門、各時代の代表作が一堂に

朝井閑右衛門(あさい かんえもん)は、太平洋戦争後間もなく横須賀市田浦にアトリエを構え、この地で独創的な作品を手がけた洋画家だ。1901年大阪に生まれた朝井は、19年頃に上京し、岡田三郎助と藤島武二によって設立された本郷洋画研究所に学んでいる。36年には大作《丘の上》を発表し、画壇で注目を集めることとなった。

戦後、朝井は約20年にわたって横須賀市田浦に暮らしたのち、83年に没するまでの晩年を鎌倉で過ごした。戦後期の朝井は、厚塗りのガラス台鉢や電線風景など、彼の代名詞となる連作を描くほか、ドン・キホーテや薔薇をモチーフに繰り返し作品を手がけている。

企画展「没後40年 朝井閑右衛門展」は、小田原時代の初期作から、出世作《丘の上》、戦中期に渡った中国で描いた水墨画、充実期の油彩画、そして絶筆に至るまで、各時代の代表作を一堂に集めて展示。また、朝井が収集した骨董や人形のほか、自筆の手帳、制作のための写真なども紹介する。

展覧会概要

企画展「没後40年 朝井閑右衛門展」
会期：2023年4月22日(土)〜6月18日(日)
会場：横須賀美術館
住所：神奈川県横須賀市鴨居4-1
開館時間：10:00〜18:00
休館日：5月8日(月)、6月5日(月)
観覧料：一般 1,300円(1,040円)、高校生・大学生・65歳以上 1,100円(880円)、中学生以下 無料
※( )内は20名以上の団体料金
※高校生(市内在住または在学に限る)は無料
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の所持者および付添者1名は無料

【問い合わせ先】
横須賀美術館
TEL：046-845-1211(代表)