黄色ブドウ球菌…小沢真珠
皮膚や毛穴などに常在し、毒性が高く創傷部などから体内に侵入、表皮感染症や食中毒、肺炎、髄膜炎、敗血症などを引き起こす細菌。戦場と化した体内で逃げ惑う細胞たちの姿をみながら高笑いする姿も。
最強の敵(?????)…Fukase(SEKAI NO OWARI)
どこか精気を失っているようで悲し気な瞳をもつ、最強のラスボス。
漆崎茂…阿部サダヲ
妻を早くに亡くし、娘の日胡と暮らしている。不規則な生活を送り、ジャンクフード・酒・たばこが大好き。茂の体内では、ボロボロ。そのため、ブラックな労働環境に疲れ果てた細胞たちがいつも文句を言っている。やがて、茂の体内への侵入を狙う病原体たちが動き始める。
漆崎日胡…芦田愛菜
父の茂と2人暮らし。まじめな性格で、高校に通いながら献身的に家事も行う。健康的な生活習慣を心がける一方で、不摂生な茂の健康を心配している。日胡の体内の細胞たちは、いつも楽しくはたらいている。
武田新…加藤清史郎
芦田愛菜演じる“健康優良な女子高生”漆崎日胡が想いを寄せる憧れの先輩。
キュートな赤血球役は、映画『そして、バトンは渡された』や『からかい上手の高木さん』など主演作が相次ぐ永野芽郁、そしてもうひとりの主人公・白血球役は、映画『るろうに剣心』シリーズやドラマ「First Love 初恋」などの佐藤健が務める。その他、山本耕史、染谷将太、深田恭子といった豪華キャストが細胞役として人体の健康を守る。
阿部サダヲと芦田愛菜は、社会現象になったドラマ「マルモのおきて」のスペシャル版「マルモのおきて スペシャル2014」以来、10年ぶりに父娘役で共演を果たす。
一方で、人の健康を脅かす細胞役にも注目だ。最強の敵として4人組バンド・SEKAI NO OWARIのFukaseが出演。映画『キャラクター』で連続殺人犯を演じ俳優デビューを飾り、第45回日本アカデミー賞新人俳優賞&報知映画賞新人賞を獲得し、俳優としてもその名を大きく轟かせたFukaseがどのような演技を見せるのか期待が高まる。
『はたらく細胞』実写版の監督を務めるのは、『のだめカンタービレ』前後編をはじめ、『翔んで埼玉』『テルマエ・ロマエ』などヒット作を手がける武内英樹。また、脚本家には『かぐや様は告らせたい〜 天才たちの恋愛頭脳戦〜』『カイジ ファイナルゲーム』などを手がけ、『翔んで埼玉』では武内英樹とタッグを組んだ徳永友一が担当。大ヒットコンビが再タッグを組む。
細胞たちの世界観を創り上げる各キャラクターの衣装にも注目だ。監督の武内は、これまで『翔んで埼玉』『岸部露伴は動かない』などでもその手腕を発揮した柘植伊佐夫(つげいさお)に衣装デザインを依頼した。
各細胞のイメージがはっきりしている原作を知る人でも、それを損なうことのないよう、よりキャッチーに、独創的になるようにと、細部まで何度も微調整を行ったという。また、特に印象的な細菌の衣装は、サーカス・エンターテインメント集団シルク・ドゥ・ソレイユを参考にした。