展覧会「ドキドキ・ワクワク ファッションの玉手箱 - ベスト・セレクション123 -」が、神戸ファッション美術館で、2014年4月12日(土)から7月8日(火)まで開催される。
左) ペーパードレス「スーパー・ドレス」1968年、右) ムラユ人の婚礼衣装 インドネシア パレンバン 20世紀
1997年の開館以降、ファッションを「時代を映す鏡」と捉え、18世紀から現代までの西洋衣装、日本を含む世界の民族衣装をはじめ、テキスタイル、靴、帽子、扇、アクセサリー、香水などの身につけるもの全般と、写真、ポスター、版画、映画、映像、雑誌、書籍などを独自の視点で収集、展示・公開してきた、神戸ファッション美術館。
十数年が過ぎた今、再度「ファッションとは何か」を自問。それは「変化と普遍」「非日常と日常」など相容れないものの鬩ぎ合いのバランスにより生まれる、人の営みそのものであるという答えに行き着いた。
左) イヴニング・ドレス アレキサンダー マックイーン / ジバンシィ 1999年
右) イヴニング・ドレス ポール ポワレ 1920年頃
本展では、様々な分野の123点の心ときめく銘品を展示。「ファッションとは何か」「ファッションの強さとは」をあらためて問う内容となっている。会場では、アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)によるジバンシィ(Givenchy)のイブニングドレスや、「脱コルセット」で女性解放者とも称されるポール ポワレ(Paul Poiret)のドレスなど、ファッションの歴史の傑作ともいえるワードローブが不思議で美しい世界を構築。美を伝える方法の歴史を遡ることができる写真や映像も公開される。
ファッションのプロも、ただ純粋にファッションが好きという人も、今一度その歴史に思いを馳せて、服飾が持つパワーを感じとってみては。
【展覧会情報】
ドキドキ・ワクワク ファッションの玉手箱 - ベスト・セレクション123 -
会期:2014年4月12日(土)~7月8日(火)
休館日:水曜日、3月26日(水)~4月11日(金)
時間:10:00~18:00 (入館は17:30まで)
場所:神戸ファッション美術館
住所:兵庫県神戸市東灘区向洋町中2-9-1
入館料:一般 ¥500、小中高65歳以上 ¥250
※上記料金で特別展示とベーシック展示の両方を観覧可能。
TEL:078-858-0050
URL:http://www.fashionmuseum.or.jp/