企画展「三沢厚彦 ANIMALS/Multi-dimensions」が、千葉市美術館にて、2023年6月10日(土)から9月10日(日)まで開催される。
三沢厚彦(みさわ あつひこ)は、等身大の動物をモチーフとした木彫作品で知られる彫刻家だ。1961年京都に生まれた三沢は、幼少期より仏像や寺社に親しむなかで彫刻家を志し、90年代に活動をスタート。2000年代には、動物をクスノキで彫り、油絵具で彩色する「ANIMALS(アニマルズ)」シリーズを手がけるようになり、高く評価されている。さらに近年は、空想上の生き物である麒麟やキメラなど、複数の動物のイメージを組み合わせる表現を展開してきた。
千葉県では初となる個展「三沢厚彦 ANIMALS/Multi-dimensions」では、千葉市美術館の建物全体を展示会場に、この場所だけでしか体験できないサイト・スペシフィックな展示を展開。1990年代の初期未発表作から、代表作「ANIMALS」シリーズ、そしてキメラなどの最新作まで、200点超の彫刻や絵画を展示するほか、会期中には三沢が展示室内で新作の制作も行う。
千葉市美術館の設計は、建築家・大谷幸夫によるものであり、戦前の銀行建築を保存した「さや堂ホール」や、階段状に設計された建築などを特徴としている。本展では、さや堂ホールをはじめ、建物内のさまざまな場所に三沢の作品を設置するとともに、この建築に触発された作品ラインナップや展示構成を楽しむことができる。
企画展「三沢厚彦 ANIMALS/Multi-dimensions」
会期:2023年6月10日(土)〜9月10日(日)
会場:千葉市美術館
住所:千葉県千葉市中央区中央3-10-8
開館時間:10:00〜18:00(金・土曜日は20:00まで)
※入場受付はいずれも閉館30分前まで
休室日:6月12日(月)・19日(月)・26日(月)、7月3日(月)・10日(月)・18日(火)、8月7日(月)・21日(月)、9月4日(月)
※第1月曜日は休館日
観覧料:一般 1,200円(960円)、大学生 700円(560円)、小・中学生、高校生 無料
※障害者手帳の所持者および介護者1名は無料
※( )内は前売および市内在住65歳以上の料金
※前売券は、千葉市美術館ミュージアム ショップ、ローソンチケット(Lコード 31188)、セブンイレブン(セブンチケット)ほかにて、6月9日(金)まで販売
※リピーター割引:本展チケット(有料)半券の提示により、会期中2回目以降の観覧料半額
※ナイトミュージアム割引:金・土曜日の18:00以降は観覧料半額
※本展チケットで5階常設展示室「千葉市美術館コレクション選」も観覧可
【問い合わせ先】
千葉市美術館
TEL:043-221-2311