ワンショット・ミステリー映画『メドゥーサ デラックス』が、2023年10月14日(土)に公開される。
映画『メドゥーサ デラックス』は、ヘアコンテストを舞台にしたカリスマ美容師の変死事件を“ワンショット撮影”で映し出すミステリー。ヘアコンテストの裏側で何が起きたのか、なぜカリスマ美容師が死ななければならなかったのかを、事件後にささやかれる関係者の噂話に耳を傾けながら探っていく。
コンテスト会場の廊下をメドゥーサの蛇のごとくうねりながら進み、部屋から部屋へと、関係者たちの間に広がる混乱と真相を映し出す映像は、瞬きすら惜しいほどの美しさと緊張感でいっぱいに。 物語の時間軸と同時進行で観客も謎を辿っていく、新感覚の展開に注目だ。
また、劇中に登場する華やかなヘアスタイルも要チェック。劇中のヘアスタイルを手掛けたのは、レディ・ガガのヘアメイクを手掛けるなど、“最も独創的なヘアスタイリスト”と称されるユージン・スレイマンだ。シャネル、ルイ・ヴィトン、イッセイ ミヤケ、 ケンゾーといったブランドのランウェイのヘアや、エルメス、バレンシアガ(BALENCIAGA)、ヨウジヤマモトの山本耀司、ヴィヴィアン・ウエストウッドなどとのコラボレーションも過去に手掛けている。
監督・脚本を務めたのは、トーマス・ハーディマン。美容師の親を持ち、自身も美容院で育った経歴を持つ。『メドゥーサ デラックス』は、トーマス・ハーディマンにとって初の長編作品。自身のルーツとしても特別な想いのある“髪”をテーマに、マーダーミステリーを構築した。尚、『メドゥーサ デラックス』の北米配給権はA24が獲得。世界中の映画祭でも話題を呼んでいる。
世界で絶賛されたワンショット撮影を務めたのは、ヨルゴス・ランティモスの『女王陛下のお気に入り』でアカデミー賞候補にもなった撮影監督ロビー・ライアン。ケン・ローチの『わたしはダニエル・ブレイク』『家族を想うとき』や、マイク・ミルズが監督を務めた『カモン カモン』など数々の話題作を手掛けてきた名手だ。
年に一度のヘアコンテスト開催直前、優勝候補と目されていたスター美容師 ・モスカ が変死を遂げた。担当モデルが席を外したわずか数分のうちに、奇妙にも頭皮を切り取られた姿で発見されたのだ。会場には、ライバルの美容師3人と、それぞれが担当するモデルたち4人。さらにコンテストの主催者やモスカの恋人、警備員を巻き込みながら、彼女たちは事件や人間関係に関する噂をひそひそと囁きはじめる。
「私たちの中に殺人鬼が潜んでいるのかも」「モスカは報いを受けるべきだった」「彼女はコンテストに勝つため不正を働いている」「あなたが殺したの?」
【詳細】
映画『メドゥーサ デラックス』
公開日:2023年10月14日(土)
監督:トーマス・ハーディマン
撮影:ロビー・ライアン
ヘアスタイリング:ユージン・スレイマン
音楽:コアレス
出演:アニタ・ジョイ・ウワジェ、クレア・パーキンス、ダレル・ドゥシルバ、デブリス・スティーブンソン、ハリエット・ウェッブ、カエ・アレキサンダー、ルーク・パスカリーノ
原題:MEDUSA DELUXE