映画『クライマー パタゴニアの彼方へ』が2014年8月30日(土)、新宿ピカデリー他全国で公開される。クライミング界の世界チャンピオンであり、“若き天才”と呼ばれるデビッド・ラマの鋭峰セロ・トーレ登頂をを追った、初のクライミングドキュメンタリー映画だ。
物語の舞台となったのは、南米・パタゴニアに位置し、世界一登頂が困難とされる標高3,128mの山、セロ・トーレ。この花崗岩の尖塔をフリークライミングで登頂した人は未だかつて存在しないという、最高難易度の山だ。そうした中、その第一人者に名乗りを上げたのが、今回の主人公となるデビッド・ラマとそのパートナー、ペーター・オルトナーだった。
3年に渡って行われたという撮影の中では、デビッドのセロ・トーレ挑戦を通し、生まれる葛藤と挫折、仲間との絆、そして限界に挑む者だけが垣間みることのできる美しい山の世界を鮮明に映し出す。さらに物語を彩るのは、ヘリによって撮影された、息を飲むようなパタゴニアの絶景。前人未到の過酷なルートに挑む登頂のドラマは、パタゴニアを見下ろす爽快感、その場でしか味わえないような興奮や感動を、スクリーンごしに届けてくれる。
【作品情報】
クライマー パタゴニアの彼方へ
(原題:Cerro Torre)
監督:トーマス・ディルンホーファー
出演:デビッド・ラマ、ペーター・オルトナー、トーニ・ポーンホルツァー、ジム・ブリッドウェル
制作国:ドイツ=オーストリア
2013年/103分/シネマスコープ/デジタル
字幕翻訳:秋山ゆかり/字幕監修:池田常道
2014年8月30日(土)、新宿ピカデリー他全国ロードショー
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