三重県総合博物館(MieMu)では、開館10周年を記念した企画展「パール 海の宝石、神秘の輝き」を、2024年4月20日(土)から6月16日(日)まで開催する。
真珠は、古代から現在にいたるまで、世界中の人々を魅了してきた。真珠の養殖が始まるはるか以前より、天然真珠はその希少性と輝きにより珍重されている。たとえは、天然真珠の一大産地として知られるペルシャ湾で発見された天然真珠は、ヨーロッパに運ばれ、高貴な人々を飾る宝飾品へと加工されることになった。
また、日本でも、真珠は古来より活用されてきた。たとえば、三重県は天然真珠の採取地として知られており、伊勢志摩の真珠は古くから献上品として用いられるばかりでなく、江戸時代には医薬品として使用されている。さらに、明治時代に養殖真珠が生産されるようになると、宝飾品にも養殖真珠が採用されてゆくことになる。
企画展「パール 海の宝石、神秘の輝き」は、ジュエリーや出土品など、約70点の資料を通して、真珠の魅力を掘り下げる展覧会だ。会場では、希少な天然真珠や工芸品、皇室への献上品などを展示。特に、昭和天皇の即位大礼に御木本幸吉が制作した「瑞鳳扇」(前期展示)は、三重で一般初公開となる。
企画展「パール 海の宝石、神秘の輝き」
会期:2024年4月20日(土)〜6月16日(日) 会期中に一部展示替えあり
[前期 4月20日(土)〜5月19日(日) / 後期 5月21日(火)〜6月16日(日)]
会場:三重県総合博物館 3F 企画展示室
住所:三重県津市一身田上津部田3060
開館時間:9:00〜17:00(入場は16:30まで)
休館日:月曜日(4月29日、5月6日は開館、4月30日、5月7日は休館)
観覧料:
・企画展のみ=一般 800円、学生 480円、高校生以下 無料
・基本展示室とのセット券=一般 1,050円、学生 630円、高校生以下 無料
【問い合わせ先】
三重県総合博物館
TEL:059-228-2283