愛知の豊田市美術館では、コレクション展「増殖とループ」を、2024年6月1日(土)から9月23日(月・振)まで開催する。
コレクション展「増殖とループ」は、反復や増殖に着目し、豊田市美術館の所蔵作品を紹介する展覧会だ。
通常、反復する行為やある状態が続くことは、否定的に捉えられやすい。しかし、単調な繰り返しに見える物事も実際には少しずつ異なっていたり、線が無数の点の集合であったりと、繰り返しは必ずしも消極的なものではない。
美術作品においても、一見すると無味な物事が集まることで、多様な表現が生まれることになる。本展では、まぶたの皮膚をうつしたジュゼッペ・ペノーネの《まぶた》、無数の原子が集まった巨大分子をモチーフとしたトニー・クラッグの《分泌》、3次元的な広がりを持つ徳冨満やルーチョ・フォンターナの作品など、反復や増殖を鍵に、約70点の絵画、平面、版画、立体作品を展示する。
コレクション展「増殖とループ」
会期:2024年6月1日(土)〜9月23日(月・振)
会場:豊田市美術館 展示室1〜5
住所:愛知県豊田市小坂本町8-5-1
開館時間:10:00〜17:30(入場は17:00まで)
休館日:月曜日(7月15日(月・祝)、8月12日(月・振)、9月16日(月・祝)・23日(月・振)は開館)
観覧料:一般 300円(250円)、高校・大学生 200円(150円)、中学生以下 無料
※( )内は20人以上の団体料金
※以下は観覧料無料(要証明):障がい者手帳の所持者および介添者1人、豊田市内在住・在学の高校生、豊田市内在住の18歳以下(満18歳から最初の3月31日まで)、豊田市内在住の満70歳以上
※本展は7月13日以降、同時開催の企画展「エッシャー 不思議のヒミツ」の観覧券で観覧可
【問い合わせ先】
豊田市美術館
TEL:0565-34-6610